◆新シリーズ開始! 走れ金時! MOD RODの冒険 第1回 ◆ [ミニカー]
今回から
しばらく、
ミニカーは、
特別企画にて
お届けいたします。
題して、
“走れ金時! MOD RODの冒険”
です。
どうか、ご期待、
いや、お付き合いください(笑)
では、さっそく始めましょう!
宇宙歴MB71年、
栄華を極めたレズニ-王国にも
陰りが見え始めていた。
気品と繊細さを誇ったクルマたちは、
近隣の国の台頭と、
時代という名の波に流されるまま、
もはやおのれの居場所を
無くしたかのような
“変身”を遂げ始めたのだ。
それも恐るべき奇怪な姿に・・・
しかも、
一番強力な力を持ったのは、
宇宙さえ飛び回るという。
レズニ-王国は風前の灯であった。
由緒あるレズニー王国の
ナンバーワンを称号を背負う
MOD ROD族も
そのような奇怪な姿で
この世に誕生してしまった。
彼らのもとの姿は
もはや誰も知らない。
自らの出自を呪いつつ、
再びレズニ-王国の
誇りと繁栄を取り戻すべく、
ある一台のクルマの
壮大な冒険が始まろうとしていた。
MOD ROD族の中に
元気の良いクルマが一台いた。
金時(きんとき)と
名づけられた。
※金時の誕生
※奇想天外大図鑑① matchbox №1 MOD ROD
さぁ、行くんだ金時!
平和と繁栄を取り戻せ!
走れ 走れ!
そして、金時は、
あるクルマの一族と出会う。
そのスマートな概観は・・・
Gruesome Twosome 族であった。
※金時、GTと出会う。
※奇想天外大図鑑② Matchbox №4 Gruesome Twosome
なんだ、この芋野郎!
なんだと、この味覚糖純露!
注)作者は純露の大ファンです。
と、そこへ・・・
やめろ、若者ども!
現れたのは謎のビートルであった。
なんだ?
このイカれたカブトムシ野郎!
オホンと咳払いをし、
ビートルは語り始めた。
わしは、Flying Bug 。
お前達への啓示を預かっている。
※フライング バグ の登場
※奇想天外大図鑑③ Matchbox №11 Flying Bug
何だと? 啓示?
そうじゃ。
わしも元は普通の
ビートルだったのじゃ。
しかし、
この世を覆う“時代”
という波によって、
我々ビートル族も
おかしな姿に
変えられてしまった・・・
もう世も末と思っていた。
しかし、ある夜、
お前達のような
気概のある若者が出現する
という“声”を聴いたのじゃ。
お前達はこれから
幾多の改造車たちと
出会うじゃろう。
彼らも自分の意志で
奇怪な姿になったわけ
ではない。
しかし
もはや元の形も
わからなくなったのもおる。
諭すか、退治するか、は
お前達次第だが、
一番の強敵は宇宙さえ
飛び回ると言われておる。
お前達の使命は、
力を合わせ
幾多の困難を乗り越え、
そいつのところまでたどり着き、
説き伏せることにある。
行くのじゃ、若者よ!
ええ~?
いいや、わかったよ~!
(続く)
◆ 今日の一冊 ◆
きりひと讃歌
手塚治虫
手塚作品は
年齢を重ねるごとに
その奥深さを
味わうことができます。
脚本家に憧れる私には、
このイメージ力の凄さには
脱帽します。
実際、
作品数も膨大ですよね。
私も昔、
講談社の全集を
集めようとしましたが、
挫折しました・・・
“アドルフに告ぐ”も
良いですよねぇ!
◆国民に愛される車 マスタング [ミニカー]
各国の首脳が
乗った車は
メルセデスですが、
逆に、
国民に愛された
車は何でしょうか。
今回は
アメリカを代表する
スポーツカーとして、
フォードマスタングを
取り上げたいと
思います。
マッチボックスは
英国のブランドですが、
販売戦略としては
アメリカを相当
意識しています。
その証として、
初代マスタングは
バリエーションが豊富で、
結構楽しめます。
日本で人気のある車では
ビートルがありますね。
これもいろいろな種類が
ミニカー化されています。
日本車なら何でしょうか・・・?
さて、
以前は私、
ムスタングと呼んでいました。
本を見ても、
ムスタング、
マスタング、
ごちゃごちゃでしたけど、
最近はマスタングで
統一されているようですね。
では、参りましょう!
向って
手前 matchbox №8 Ford Mustang
左 matchbox №8 Ford Mustang
右 matchbox №8 Wildcat Dragster
手前の白いのと、
左の赤いのは、
販売期間が
短かったそうです。
そして、
エンジンの
飛び出たのが、
後のバリエーションを
生みます。
まずは、
こんな感じです。
matchbox №10 Mustang Piston Popper
これは、
ローラマティックス
(Rola-matics)
という特異なシリーズ
のひとつです。
前輪に突起があり、
ボディ内部に
組み込まれた
回転ギミックと連動し、
エンジン部の赤い突起が
ぴょこぴょこ動く(跳ねる)
というものです。
以前ご紹介した
ライオンさんが
乗ったトラックも
そのひとつです。
このシリーズが
登場した背景には、
Hotwheelsなどの
新興勢力に押され、
新しいアイデアを模索し、
少年たちの
ハートつかみ競争に
巻き込まれていった
事情があります。
さて、
次には
こんなかたちに
“進化”します。
Matchbox №26 Big Banger
どう思いますか?
続けて、
こんなことに・・・
Matchbox №48 Pi-eyed Piper
もう、
どうしようもないって
感じですよね・・・
デザイナーも
頭を抱えていたのでは
ないでしょうか・・・
でも、
やっぱり、これって、
YMOがパンクを
やるみたいな感じで、
なんか違和感がありますよね・・・
余談ですが、
私はYMO(Yellow Magic Orchestra)が
大好きで、
今でもよく聴いています。
家族や友人は
冷ややかな視線を
投げかけていますが・・・
特にお気に入りは、これ!
TECHNODELIC
これは、
名盤中の名盤でしょう!
そして、
もちろんこれも!
BGM
閑話休題。
ここからは
佳作が続きます。
Matchbox №44 Boss Mustang
たいへん美しい
ミニカーだと思います。
お次は・・・
Matchbox №34 Vantastic
これは
実車があるのかどうか
わかりません。
アイデア商品のようにも
思えますが。
そして本日の〆は・・・
Matchbox №23 G.T.-350
これは1981年の製品です。
先に紹介したすごい奴らは
70年代初期に登場しました。
マッチボックスも
慣れない派手な競争から
目を覚ましたわけですが、
時すでに遅しで
子供たちのハートは
見た目の格好良さに
奪われていました。
単なるミニチュアでは
“刺激”を
感じなくなったのです。
“時代”の恐ろしさを
痛感します。
さて、
G.T.‐350のパッケージは
こんなでした。
特賞は
4人家族の素晴らしい
ロンドンホリディバケイション!
1等、2等もすごいなぁ!
では、今回はこのへんで!
★ 今日の一冊 ★
ぼくがとぶ
独特の画風が
たまらない。
大好きですね。
僕も空を飛びたい!
◆覚えていますか? スーパーカーブーム [ミニカー]
“気品”
というキーワードで、
大好きなマッチボックスの故郷・英国の
ミニカーを綴ってまいりました。
他にも
オースチンや
ロンドンバスなど
ご紹介したいミニカーは
たくさんあります。
が、
今回はキーワードを
変えましょう!
“華麗”はいかがでしょうか。
それにふさわしいクルマといえば、
マッチボックスの
最終番号を飾るこの一台。
matchbox №75 Ferrari Berlinetta
フェラーリ 250GTB SWB です。
マッチボックスでは、
レギュラーホイール時代から
ミニカー化されています。
matchbox №73 Ferrari F1 racing car
フロントのデザインから、
Dino 156F1
ではないかと思います。
わたしは、
もろスーパーカーブーム世代です。
いろんな意見があるか
とは存じますが、
イタリア車では、
ランボルギーニとフェラーリが
両横綱でしたよね。
“サーキットの狼”は
少年のバイブルでありました。
では、
各メーカーのフェラーリ
そろい踏みといきましょう!
Hot wheels Ferrari 156
私のミニカーコレクション指南役
ねこざかな様から
お譲りいただいたものです。
もったいなくて、
開けてません。
そのほか、
ラリーカーやhotwheelsも
多数ご厚情を賜りました。
順々に
ご紹介していきますので、
どうぞご期待ください。
では、
集合写真をどうぞ。
向って左 Matchbox №70 Ferrari 308GTB
向って右 Hot Wheels Ferrari 365GTS4
トミカでも
その存在感は
圧倒的なものがありました。
トミカの308GTBは
無くしてしまいました。
非常に悔やんでいます・・・
向って・・・
右 Tomica №F-57 Ferrari 512 Berlinetta boxer
左 Tomica №F-24 Lotus esprit
奥 Tomica №F-45 Maserati Merak SS
それぞれ
特徴的なギミックが
組み込まれています。
ロータスespritは
以前紹介し忘れていました。
トミカにはespritのほか
eliteもあります。
マセラティも
覚えた名前ですね。
ボーラとメラクの違いを
私はわかりません。
イタリア車を
続けましょう。
スーパーカーブームで
名を馳せた2台。
向って左 Tomica №F-55 De Tomaso Pantera GTS
向って右 Tomica №F-28 Fiat X1/9
なお、
Fiatのもとの色は
グリーンです(笑)
これは大きなサイズも
持っています。
Corgi №314 Fiat X1/9
いいですねぇ、
ギミックが多いのは!
見ごたえがあります。
そのうち大きなサイズの
特集もしていきますね。
最後は、
Fiatのかわいらしい
2種で〆ましょう。
Ferrariも
Fiat傘下ですしね。
Majorette 286b Fiat panda
かわいいですねぇ~
パンダは、
動物のパンダを意図し、
そもそもは中国市場を
狙っていたことによるようです。
こういうのって、
ストレートすぎて、
逆に“ほんまかいな?”
と思いますね。
でも、
韓国の現代自動車“ソナタ”
とかがありますからねぇ・・・
日本勢が狙うのが、
韓国ならキムチとか、
インドだったらカレーとか?
トヨタ キムチ
ホンダ カレー
ニッサン コブラ
こんなレベルの発想ですねぇ(笑&苦)
馬鹿にしてるのか?と
怒られそうですよ(汗)
最後は、
Majorette 286cFiat 500
これはアニメファンなら
特別な思いがあるでしょう。
“ふ~じこちゃ~ん”は2代目で、
写真のミニカーは3代目です。
では、今回はこのへんで!
★ 今日の一冊 ★
ベトナム戦記 開高健著
先日、久しぶりに
書棚から何気なく手にとって
最後まで読んでしまいました。
開高氏の文章は
歯切れが好いですね。
ペンが
力を持っていた
黄金時代の結晶に
思えます。
◆“気品”のあるクルマ(第4話) ロールスロイス [ミニカー]
今回は、
◆ 今日の一冊 ◆
から参ります。
花森安治の仕事
私が行き詰まった時、
読み返す本です。
私は花森安治氏を
尊敬しています。
その名を知らなくとも、
年配の方なら
「暮しの手帖」という
雑誌はご存じでしょう。
若い方なら
親や知り合いの年配の人に
伺ってみてください。
おそらく
「あぁ、覚えてる、懐かしいな」
という声があがるのでは
ないでしょうか。
花森氏は
その編集長です。
現在、
巷に多数存在する
生活雑貨や家電製品などの
使用レポートを主体にした雑誌の
元祖的存在です。
「一流品をぶちこわす」
「自分の目で見る」
姿勢を貫き、
多くの障害を乗り越えて
公正なレポートを
読者に提供し続けました。
花森氏が亡くなられて
約三十年になります。
この反骨精神が
同じような雑誌に
どのくらい
受け継がれているでしょうか。
花森氏の編集活動の中で
国際比較が得られたのも
興味深いです。
製品の欠点を
指摘されると、
アメリカは
弁護士を立てて
訴訟の構えを見せる。
ヨーロッパは
頑固に変えない。
日本は指摘されると
すぐに改良品を出す。
だから年々製品は
良くなっていく。
ユーザーにとっては
苦笑いするところですが、
製品全体を考えれば
やはりプラスですね。
頑固なヨーロッパ製品で
特に有名になったのが、
英国アラジン社のストーブ
“ブルーフレーム”でした。
花森氏は戦争中、
機関銃中隊に
所属しました。
大政翼賛会宣伝部の
仕事もしました。
結果として
戦争を支援する活動を
していたことに、
敗戦後
非常に苦しんだそうです。
花森氏の持つエネルギーは
転化することで
昇華されました。
それが
主婦対象の雑誌作りや、
「スカート伝説」を
生み出すことに
つながります。
戦争が
一人の人間の人生を
完全に変えることも
知ってほしいと思います。
時代の流れに
翻弄されることなく、
自己の主張を貫き、
その結果、
多くの仲間が
ついてきました
リーダーシップに
興味のある人も
花森氏の“生き様”や
“仕事”から学ぶことは
多いはずです。
そんな頑固さの
極致をクルマならば、
ロールスロイスに
喩えられるのでは
ないでしょうか。
(ちょっと、無理やりかな・・・)
小さい頃、
高級車の代名詞として
覚えはしたものの、
“ロールスロイス”の
名前の意味が
わかりませんでした。
“ロール”“スロイス”
とかいろいろ考えていました。
ホンダであれば、
ホンダ&フジサワ
(略称失礼します)
になりますね。
ちょっと
言いづらいかな。
さて、
ちょっと長くなりましたが、
今回の特集をはじめましょう!
手前(青) matchbox №69 Rolls Royce Silver Shadow Coupe
左箱(金) matchbox №69 Rolls Royce Silver Shadow Coupe
右箱(赤) matchbox №24 Rolls Royce Silver Shadow
トランクも開きます!
ミニカーになっても
ゴージャスさは
失われませんねぇ。
もっとすごいのがいます。
左が、英国LONE STAR社
Rolls Royce Silver Cloud MkⅢ(ローマ数字3です)
なにがすごいかって、
どうです?
トミカよりも
一回り大きいだけなのに、
この仕掛け!
感動です。
ロンスターは
これからも
集めていきたいですね!
トミカも優雅さを
表現しています。
手前右 tomica №F-6 Rolls Royce Phantom Ⅵ(ローマ数字6です)
ロールスロイスも
現在はBMW傘下です。
時代は変わっても、
ゴージャスな
フロントマスクは
一見して
ロールスロイスだと
わかりますね。
ここが
日本車には無い
“こだわり”
だと思うのです。
では今回は
このへんで!
◆ “気品”のあるクルマ その3 ミニ [ミニカー]
本ブログは、3つの話題
“ミニカー”
“育児”
“人材育成”
について
書き綴っていますが、
共通のテーマは
“人材育成”です。
ミニカーについても、
ミニカー自体へのこだわり、
歴史、仕様などは
多くの先達が
展開されていらっしゃいます。
たとえば、
ねこざかな様のブログは
“楽しさ”
“ウィット”
“こだわり”
いっぱいです。
後発の私は
違う切り口を
模索せねばなりません。
それが、
3つのバラバラの
話題をつなぐ
横軸のテーマ
“人材育成”です。
今回は
“ミニ”を
取り上げます。
ミニクーパー、
モーリスミニ、
オースチンセブン、
いろんな名称があります。
もちろん、
それぞれはっきりと
形式の違いがあります。
私の大好きなコメディ
“ミスタービーン”の
愛車はミニ850MK-1でした。
ただ、
マニア好みの話題は
遠慮させていただいて、
多くの方が
“ミニ”といえば・・・
というクルマを取り上げます。
まず、
“本家”マッチボックスでは
どうでしょうか。
レーシングタイプを
ミニチュア化しています。
Matchbox №29 Racing mini
いやはや、
かわいすぎますねぇ・・・
宝石のようです。
どことなく、
テリアといった
小型犬をイメージします。
毎日
ポケットに入れて
持ち歩き、時折
撫でてやりたいですねぇ・・・
我らがトミカは
いかがでしょうか・・・?
左 “DINKY SPEED”RACING MINI
右 tomica №F-8 BLMC MINI COOPER S MK-Ⅲ(ローマ数字3です)
ミニは、
ひとりの設計者が
着想、開発、概観デザイン、
中身の設計まですべて
手がけたそうです。
ミニの開発の歴史自体は
wikipediaをご参照いただくとして、
私は、
ミニの完成度の高さ、成功の要因は、
人材育成の観点で考えると、
リーダーシップとマネジメントの両輪が
うまく融合したことであると思いました。
こんなクルマをつくりたいな、
という発想、独創性は
まさにリーダーシップです。
人によっては、
怪訝な対応をされたことでしょう。
そんなことできっこないとか・・・
理解を示されない・・・
しかし、そのアイデアに従って、
こうすればうまくいくのではないか?と、
エンジンを横置きにするなど、
工夫を凝らしたアイデアで、
複雑性を解決していく過程は
まさにマネジメントです。
荒唐無稽なアイデアでも
具体性や連続性が見えたとき、
人は自然と惹かれ、振り向き、
ついて来ます。
特に社会的な意義が加われば、
なおさらです。
ミニの場合は、
石油危機という環境が、
傑作車を生んだのです。
企業でも
リーダーとマネジメントの
両輪が走って成功した例があります。
ホンダはその典型ではないでしょうか。
ミニのミニカーは
星の数ほどあると思います。
それほど愛されたクルマですね。
ドイツのしぶいミニカーメーカー
SIKUでももちろんモデル化されています。
siku №1031 Mini Cooper
SIKUは企業自体に
興味があります。
コンセプトから製作まで
どんなふうに企画が
流れているのでしょうか。
一度訪問してみたいなぁ!
世界の有名ミニカーメーカー
訪問ツアーみたい
なのはないかいな?
続いて Hot Wheels です。
お約束どおり
レーシングタイプです。
HotWheels Morris Mimi
凝ったつくりで、
ボディを取り外しできます。
モンテカルロラリーの
仕様だそうです。
では、今回はこのへんで!
★ 今日の一冊 ★
中国古典の人間学
守屋洋著
わが先達Y先生推薦の一冊です。
中国古典のダイジェスト版です。
有事、平時問わず、
中国古典の世界は、
私を一個の塵にも、
宇宙そのものにも
変化させてくれます。
孔子、孟子はもちろん、
今の時代は
老子、荘子に
触れることに
絶対価値はあります。
◆ “気品”のあるクルマ(その2) Eタイプ ジャガー [ミニカー]
皮肉なもので、
多くの製品は
性能が進化しても、
独創的な精神は
初代機にこそ
宿るものだと思います。
そのうち
取り上げようと
思っている写真機でも
同じです。
ライカならM3、
ニコンならF、
各メーカーの最新鋭の
機材を使っていても、
初代機の影がちらつきます。
さて、
優美さとスポーティさを
兼ね備えた英国車として、
Eタイプ ジャガーを
挙げることに異論は無いと
思います。
しかし、
この名車も
シリーズ1から3と、
マイナーチェンジを受けるたびに、
初代機の優美さは
無くなっていくのです。
とはいえ、未だに
絶大な人気があります。
ミニカーにおいてもです。
今回は
Eタイプジャガーを
取り上げます。
まずは、
本ブログの主人公?
マッチボックスから・・・
左 matchbox №32 E type JAGUAR
右 matchbox №36 Draguar
左は
星の数ほどある
ミニカーの中でも
“傑作”の呼び名の高い
シリーズ1。
右は・・・
どうご紹介したら
いいんでしょうか・・・
未来をイメージ
したんでしょうね・・・
一生懸命・・・
つらいわぁ・・・
ま、
私は結構好きなんですが(笑)
では、
人気ミニカーブランドの
揃い踏みと行きましょう!
左奥 METTOY社のブランドCORGI JUNIORS です。
おそらくシリーズ2?
もしくはシリーズ1の後期。
左手前 英国 HUSKY によるシリーズ1です。
右奥 香港 playart によるシリーズ1です。
右下はマッチボックスです。
と、
そこへ、
ホイールベースの
伸びたEタイプが到着。
手前 フランス MAJORETTE によるシリーズ3ですね。
V12のエンジンを
載せるための長身と、
ヘッドランプのカバーが
無いのも特徴です。
コーギーは
かわいらしく
デフォルメしていますね。
さて、ここまでご紹介したのは
もちろんすべてディスコンです。
しかし、さすがに人気車!
今でもモデル化され続けています。
これはHot Wheels によるものです。
もったいなくて、
パッケージを
開けていません!
これは、現在
マッチボックスブランドを
継承している
米マテル社によるものです。
マテル社の
代表的ブランドが
HotWheelsです。
ミニカーの世界も
栄枯盛衰があります。
ブランドが
ぐらついてきたら、
やはり創業の精神に
立ち返るべきでしょうね。
最近、
老舗の研究が
流行っていますね。
共通しているのは、
家訓などの“哲学”を
持っていることです。
自分の好きなブランドが
長生きしてくれるのは
嬉しいものです。
では、
今回はこのへんで!
★ 今日の一冊 ★
ボッコちゃん
星新一著
読書好きな方なら
知らない人は
いないでしょう。
初期の名品を
集めたものです。
星氏の執筆姿勢として
見習いたいのは、
自身の作品に手を
入れ続けていたことです。
経年変化による陳腐化を
避けておられました。
特に小道具の描写は
気を使ったそうです。
つねに未来を向いて
おられたんですね。
どこかぷらっと
散歩に行く時、
読書中のものが無ければ、
氏の著作を一冊
入れておけば安心です。
◆ “気品” のあるクルマ・・・ [ミニカー]
マッチボックスは
もともと
英国のブランドです。
“もともと”とは、
ブランド発祥のレズニー社が倒産し、
現在はアメリカの会社が
引き継いでいるからです。
レズニー社の販売戦略は
欧米全土を視野に入れていました。
そのなかで、
自国の自動車は
どうなのでしょうか。
というわけで、
しばらくは
マッチボックスの故郷、
英国の自動車を紹介します。
英国といえば
“気品”
という言葉を
思い浮かべます。
“気品”って
何でしょうね。
手元の辞書では
“どことなく感じられる上品さ”
“けだかい品位”
(岩波国語辞典)
とあり、
わかったような、
わからんような・・・
ただ、
雰囲気としては、
犬にも同じような感覚があります。
では、
英国車のミニカーから
“気品”の本質を
探っていきましょう。
どうぞお付き合いください。
今回はLotus ロータスです。
まずは
スーパーカー世代には
特別な思いのある
このクルマ・・・
Matchbox №5 Lotus Europe
そう、
名作「サーキットの狼」の
主人公が操る
名車のひとつです。
マッチボックスでも
長くシリーズに
残っていました。
後期では、
ボディカラーが
変わります。
Matchbox №5 Lotus Europe
このような
日本向けキャストも
登場しました。
Matchbox ジョリーシリーズ №2 Lotus Europe
前の二台と比べて、
後輪が太くなったため、
ボディが大きく
削り取られています。
他のマッチボックスでも、
このような“仕様変更”がされて、
オリジナルデザインが
台無しになっている車種が
多数あります。
日本のトミカと
並べてみましょう。
真ん中 Tomica №F25 Lotus Europe Special
右 Tomica №15 Lotus Europe Special(復刻)
白いトミカの赤い線は
オリジナルにはありません。
気になさらないでください。
おそらく
このような“傷跡”を持つ
トミカは多いと思います(笑)
でも、
ロータス ヨーロッパって、
すごい名前ですよね。
国だけで飽き足らず、
地域まで覆っちゃってるんですから。
日本車では
こんな感じでしょうか・・・
トヨタ アジア
ニッサン アジア
ホンダ アジア
マツダ アジア
光岡 アジア
うーむ・・・
ロータスは他にも
モデル化されています。
Matchbox №19 Lotus Racing Car
葉巻型のレーシングカーは、
これらのマニアがおられます。
続いては・・・
Matchbox №60 Lotus Super Seven
私は実車を
見たことが無いので、
知っている人に
このミニカーを見せると
「ちょっと、なぁ」と
怪訝そうな表情をされました。
実車とは違う
イメージのようですね。
では、今回はこのへんで!
☆ 今日の一冊 ☆
小僧の神様
志賀直哉
秋の夜長に
読みなおしたい一冊。
澄み切った文章は
時代を超えますね。
写実描写が上手い!
自分がその舞台に
入っていきたくなります。
昔、
お寿司は屋台で
立ち食いだったんですね。
屋台のお寿司屋と言えば、
こちらも忘れられません。
ブラック・ジャック
手塚 治虫
第49話 “二つの愛”
タクやんの握った
「アホ」「バカ」
つまみたいなぁ!
能寿司の意味
わかりますか?
ブラック・ジャック 5 [新装版] (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 手塚 治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: コミック
◆われら、お仕事三銃士! [ミニカー]
今回は、
お仕事シリーズと
思い出を
リンクしますね。
思い出の
マッチボックスの中に、
同じ顔をした
色違いのトラックが
ありました。
あるものはパイプ(鉄管?)を運び、
あるものはガソリンや石油を運び、
あるものは砂利を運んでいました。
こちらの方々です!
Matchbox №10 Pipe Truck
Matchbox №32 Leyland Petrol Tanker
Matchbox №51 8-Wheel Tipper
今まで私は
皆同じトラックで、
乗っかっているものが
違うだけだと
思っていました。
しかし、
写真を撮りながら
よく見ると
顔が違うのです。
パイプとガソリンは
Leyland(レイランド)、
チッパーはAEC
となっています。
どちらも英国の
自動車メーカーです。
AECは後にレイランドに
吸収されますね。
こういうこだわりを
見つけるのが
楽しいですね。
ちなみに、
同じ顔を持つ
トラックとしては、
ほかにも、
以前ご紹介した
ホースボックス(№17)はAEC、
オフィスハットトラック(№60)は
レイランドです。
ミニカーは
引き算の芸術だ
と思います。
実車から
削っていくもの、
残していくものを選び、
小スケールのクルマとして、
いかに魅力あるものにするのか、
これがミニカーメーカーの
センスだと思います。
ですので、私は
リアル仕上げといった
精密感を売りにした
ミニカーを
どちらかというと
敬遠しています。
(いただけるのなら頂戴しますが)
それは、
リアルさを目指すほど、
実車との差に
視点が向くからです。
やれ、
ミラーが無いとか、
ワイパーが無いとか、
無いものねだりの
減点作業が始まるのです。
例えばですね・・・
チキンラーメンが
ベストセラーになったのは、
高級中華そばの廉価版ではなく、
インスタントラーメンという
独自のジャンルを
築いたからだと思います。
チキンラーメンと
高級中華そばを
比べること自体が
愚問なのです。
ミニカーと実車は
そのような関係で
あって欲しいと思います。
私は
無性にチキンラーメンを
食べたくなる時がありますが、
それは
中華料理のラーメンの代わりではなく、
チキンラーメンそのものを
好いているのです。
今回のシメは、
私の超お気に入りの
一台です。
Matchbox №7 Ford Refuse Truck
何の変哲も無い
清掃車です。
見た眼はね・・・
フォルクスワーゲンキャンパー(№23)や
ウニモグ(№49)のデザインも魅力的ですが、
このギミックをご覧ください!
これが・・・
こうなるんですよ!
まるで蝶のようではありませんか!
素晴らしすぎます。
おそらく
無人島で一週間は
遊べると思います。
さて、
前回の最後に
ご紹介した韓国の
トラックの名前は
「ポニー」ではなく
「ポーター」でした。
大変失礼いたしました。
では、
今回は
このへんで!
☆ 今日の一冊 ☆
石田徹也遺作集 求龍堂
急逝が惜しまれます。
彼の絵を見ていると、
涙がぽろぽろ
流れてきます。
是非、
手にしていただきたい
画集です。
◆そもそも、なんで、マッチボックス? [ミニカー]
引き続き、
お仕事シリーズを
予定していましたが、
変更します。
ミニカーには
多くのブランドが
あります。
大きさも様々です。
その中で、
私がマッチボックスを
取り上げている経緯を
紹介します。
私のミニカー趣味は
数年前に始まりました。
帰省した時、
ふと思い立って、
押入れのミニカーを
“発掘”しました。
母が捨てずに
とっておいてくれました。
100台くらいは
あったでしょうか。
記憶では
ほとんどトミカと
思っていたのです。
ところが何と半数以上が
マッチボックスだったのです。
それも満身創痍の状態・・・
記憶では、
キラキラと宝石のように
光っていたはずでしたが、
塗装がはげ、
細かな部品は欠品、
クレヨンやマジックを塗られと、
それは無残な姿でありました。
しかし、
それは楽しかった思い出と
比例していました。
そして、
そのまま押入れに
しまい直さずに、
火がついてしまい、
ネットのオークション等で、
まずは、
自分が持っていたのと
同じ車種で
“キレイ”なものを
集めるようになりました。
まさに“自分探し”を
するようでした。
その後は、
リンクを貼ってくださっている
“ねこざかな”様をはじめ、
同好の士を得、
コレクションを充実させています。
http://nekozakana.blog.so-net.ne.jp/
本ブログの他記事と
リンクしますが、
私の母もいわゆる
教育ママの部類で、
きつかったです。
やさしさ、
よりも、
怖い存在でした。
私も心の何処かに
隙間や不安定感があるのです。
今回は、
私のお気に入りの
マッチボックスたちを
ご紹介します。
まずは・・・
世界の人気者
フォルクスワーゲンから・・・
Matchbox №23 Volkswagen Camper
わたしが
マッチボックスを
連想する時の代表選手です。
お次も
フォルクスワーゲンです。
Matchbox №67 Volkswagen 1600 TL
このパープルの塗装が
なんとも気品があって
たまりません。
コレクションの
きっかけを与えた一台です。
次は、同じドイツ車ですが・・・
Matchbox №46 Mercedes 300SE
“縦眼”のベンツは
私の憧れであります。
同じくダイムラーの・・・
Matchbox №49 Unimog
ウニモグ?
なんじゃそりゃと
思っていましたが、
正式名称は
Universal Motor Great
といいます。
その頭文字をとったんですね。
いろんなパーツを組み替えて、
オリジナル車両を作ることが
可能だそうです。
お次は、イタリアから・・・
Matchbox №33 Lamborghini Miura
ワークスマシンは
“イオタ”になりました。
スーパーカーブーム世代には
忘れられない一台ですね。
さて、ここまで、
ドイツ車、イタリア車と
取り上げました。
Matchboxはイギリスのメーカーです。
トミカは当初は
国産車のみでした。
数年後、
外国車は別シリーズで
展開されました。
マッチボックスは
販売戦略上、
最初から欧米全土を
狙っていたことがわかります。
ドイツ、イタリアだけではなく、
アメリカ車でもマスタングや
マーキュリーなど人気車種を
ラインアップしています。
フランス車も
シトロエンやルノーなど
多少はあります。
前回取り上げた
バイクを乗せたホールデンは
オーストラリアのメーカーです。
ミニカー趣味には、
実生活における
クルマの存在が背景にあります。
そのうち、
韓国や中国のクルマも
ミニカーになるのでしょうか、
楽しみです。
韓国のトラックなんて、
かわいいデザインで
私は大好きなのですが、
これのミニカーは無いかなと
捜しています。
どこか“虫”のような
“ガイコツ”のような
不思議なデザインですね。
現代(ヒョンデ)のポニーというクルマです。
では、今回はこのへんで!
◆今日の一冊◆
魯山人味道
知る人は知っていたんでしょうが、
漫画“美味しんぼ”で
一挙に知名度が上がった
北大路魯山人氏の
数少ない著書です。
グルメ云々よりも、
文章が上手い!
猪肉や海苔茶漬けの
ページなんて、
もう読みながら
唾が出てきます。
秋の夜長のお供にぜひ!
◆何を運んでるのかって? そいつは見てのお楽しみさ! [ミニカー]
前回に引き続き、
お仕事シリーズ
「運ぶ」を
特集します。
さて、
先頭バッターは・・・
Matchbox №60(C) Holden Pick-up
渋いですねぇ。
俺はバイクを運ぶんだ!
それが俺の仕事だ!
と言ったか、
言わないかは
知りませんが、
役割に徹した
プリミティブさには
近寄りがたいものがあります。
と、
ここで「イエ~」と
ある御仁の登場です。
あなたが
運んでいるものって、
一体・・・
家ですか???
Matchbox №60(A) Site Hut Truck
Hut とは
仮屋、小屋、兵舎の意味ですが、
欧米ではこういうのありますよね。
もともとは
古いドイツ語が原義で、
隠れる(hide)の意味があるそうです。
隠れ小屋ですね・・・うふふ・・・
さて、お次は、
国産の傑作車たち・・・
Tomica №21 DAIHATSU MIDGET
Tomica №62 DAIHATSU MIDGET Ⅱ(機種依存文字でローマ数字の2です)
Tomica №55 VAMOS HONDA
誰ですか?
ラビットパンダとか言っている人は・・・
ウルトラの父がいる♪
そして、農家の友!
Tomica №90 SUZUKI CARRY (右はトイザらス仕様車)
私も運転したことがありますが、
本当に足代わりですよね。
スイスイと楽しいです。
そして、今日のシメはこの方々!
Tomica №18 HONDA TNⅢ 360(すみません、これもローマ数字の3です)
小さい頃、
あちこちで
見かけましたよね・・・
本当に味があります。
では今日は
このへんで・・・
相変わらず続きます~
◆ 今日の一冊 ◆
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)
作者: 西内 ミナミ
出版社: 福音館書店
きたないぞう
ぐるんぱ
はりきって、
いろんな仕事を
始めますが、
体の大きさが
災いし失敗だらけ・・・
最後に作ったのは
スポーツカー。
今まで作ったものを
乗せて出会ったのは・・・?