◆ “気品”のあるクルマ(その2) Eタイプ ジャガー [ミニカー]
皮肉なもので、
多くの製品は
性能が進化しても、
独創的な精神は
初代機にこそ
宿るものだと思います。
そのうち
取り上げようと
思っている写真機でも
同じです。
ライカならM3、
ニコンならF、
各メーカーの最新鋭の
機材を使っていても、
初代機の影がちらつきます。
さて、
優美さとスポーティさを
兼ね備えた英国車として、
Eタイプ ジャガーを
挙げることに異論は無いと
思います。
しかし、
この名車も
シリーズ1から3と、
マイナーチェンジを受けるたびに、
初代機の優美さは
無くなっていくのです。
とはいえ、未だに
絶大な人気があります。
ミニカーにおいてもです。
今回は
Eタイプジャガーを
取り上げます。
まずは、
本ブログの主人公?
マッチボックスから・・・
左 matchbox №32 E type JAGUAR
右 matchbox №36 Draguar
左は
星の数ほどある
ミニカーの中でも
“傑作”の呼び名の高い
シリーズ1。
右は・・・
どうご紹介したら
いいんでしょうか・・・
未来をイメージ
したんでしょうね・・・
一生懸命・・・
つらいわぁ・・・
ま、
私は結構好きなんですが(笑)
では、
人気ミニカーブランドの
揃い踏みと行きましょう!
左奥 METTOY社のブランドCORGI JUNIORS です。
おそらくシリーズ2?
もしくはシリーズ1の後期。
左手前 英国 HUSKY によるシリーズ1です。
右奥 香港 playart によるシリーズ1です。
右下はマッチボックスです。
と、
そこへ、
ホイールベースの
伸びたEタイプが到着。
手前 フランス MAJORETTE によるシリーズ3ですね。
V12のエンジンを
載せるための長身と、
ヘッドランプのカバーが
無いのも特徴です。
コーギーは
かわいらしく
デフォルメしていますね。
さて、ここまでご紹介したのは
もちろんすべてディスコンです。
しかし、さすがに人気車!
今でもモデル化され続けています。
これはHot Wheels によるものです。
もったいなくて、
パッケージを
開けていません!
これは、現在
マッチボックスブランドを
継承している
米マテル社によるものです。
マテル社の
代表的ブランドが
HotWheelsです。
ミニカーの世界も
栄枯盛衰があります。
ブランドが
ぐらついてきたら、
やはり創業の精神に
立ち返るべきでしょうね。
最近、
老舗の研究が
流行っていますね。
共通しているのは、
家訓などの“哲学”を
持っていることです。
自分の好きなブランドが
長生きしてくれるのは
嬉しいものです。
では、
今回はこのへんで!
★ 今日の一冊 ★
ボッコちゃん
星新一著
読書好きな方なら
知らない人は
いないでしょう。
初期の名品を
集めたものです。
星氏の執筆姿勢として
見習いたいのは、
自身の作品に手を
入れ続けていたことです。
経年変化による陳腐化を
避けておられました。
特に小道具の描写は
気を使ったそうです。
つねに未来を向いて
おられたんですね。
どこかぷらっと
散歩に行く時、
読書中のものが無ければ、
氏の著作を一冊
入れておけば安心です。
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