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◇◇日本再生 言葉の力で【第4回】 「傷つく=気づく」 / なぜ挨拶は必要か【第170話】 [人材育成]

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◇夏来る! 九頭竜線の旅(越前大野)



こんにちは~(^o^)

日本再生を願い「言葉の力」をテーマにしばらく展開します。

今回はその4回目です。

「傷つくことで、気づく」



コーチングやカウンセリングを学んでいらっしゃる方。

「座席位置」の重要性をご存知ですよね。

呼び方はいろいろあれど、
簡単に「A=導く側」と「B=導かれる側」と呼びますね。

例えば
A

B

これは、先生と生徒の関係ですよね。


で、コーチングなどでは、

A→B  つまり、横に寄り添う。


または 

A 
 (ナナメの矢印)
         B

が理想的とされていますよね。


私の友人の話をしましょう。

仮にPさんとします。


性格的にかなり臆病なところがあります。

ペンの持ち方に特徴があります。

抱え込むようにして、持つのです。


私とPさんとで、よくよく話し合ってみて、理由がわかりました。

Pさんの幼少期、母親は常に対峙姿勢で、Pさんに接していたようです。


母親が、Pさんに「鉛筆の持ち方」を教える時、Pさんは、

「自分の前の母親が、ペンを持っている手の形を“そのまま”真似ようとした」

のです。


学ぶは、真似ぶ、
つまり真似からスタートするのは、常識です。

幼いPさんには、自分と母親が、
「鏡(正確には違いますが)」の状態になっていること
が理解できなかったのです。

それは母親も同じだったことでしょう。
いくらPさんを叱責しても、
鏡の状態を理解できないPさんは
ますます抱え込むスタイルを強化するばかり。

悲劇のスパイラルに突入です。

お互いに、「なぜ、わからないの?」の応酬です。

人生の先輩である母親が「横に寄り添う」ことに気づけば、
Pさんの“悲劇”は幾分緩和されたことでしょう。

しかし、「たら・れば」はナンセンス。

その時の母親は、彼女なりに必死だったのかもしれません。


さて、
私の経験則では、
対峙姿勢、上から目線で接してくる方は、本質的には臆病な人。
自分の地位や権力で、モノをコトをヒトを動かそうとする人。

もちろん、組織で、地位でモノゴトを進める場合もあります。
そんなのは、お互い理解済みということで、除外。

逆に、
心の強い、心の体力のある人は、相手の横に寄り添う姿勢で接してきます。

傷つくことで、気づく。

皮肉なようですが、これも真実。

ではまた~(^.^)/~~~

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