◆癖を科学する / なぜ挨拶は必要か(第164話) [人材育成]
◆見慣れたビル街。その上にはなんと! UFOの基地?
こんにちは~(^.^)
幸せ。
幸せってなんでしょうか。
例えば、人生における幸せって何でしょうか。
漠然とした問いかけですね。
すみません<(_ _)>
例えば、幸せをちょっと噛み砕けば、豊かな人間関係、だったらどうでしょうか。
大勢の家族、友人、知人と和気あいあいに過ごす。
もちろん、「私は一人でも大丈夫」とか「親友が一人居れば良い」という意見もあるでしょう。
ですので、一概には言えないのですが、あえて、話題に乗っけるならば…
「思うような人間関係を築けない理由を探る」というのはどうでしょう。
今回は、そんなテーマで展開します。
仮にSさん。ある会社の技術部長です。
その部下であるHさんから私はこんな話を聴きました。
「Sさんの部下になって一年になります。
なんと申しますか、なかなか気持ちが打ち解けないというか、リズムが合わないんです」
具体的には?
「Sさんは仕事が出来、業績も良い人です。
ただ、チームワークに欠けるというのでしょうか。
例えば、自分の指示に対する報告は急くのです。
しかし、私からのお願いについては、ほったらかしにされているような気がするのです。
あまり好かれていないのでしょうか」
なるほど。
「そうこうしているうちに、Sさんの同期のTさんとある飲み会で一緒になったんです。
酔いも手伝って、Sさんへの不満を述べると、こんな返事が返ってきたんです。
“そうなんだよ。Hさんにだけじゃないんだよ。
Sは、自分が送ってきたメールの返事をせっついてくるくせに、俺のメールには2日遅れなんてざらだよ”」
ほう!
「これで、私の悩みと申しますか、課題は解決したようなものになりました。
Sさんは私だけを好いている、いないではなく、周りの人々にも同じように接していたんですね」
そのようですね。
で、Sさんはどんな感じの人ですか?
「う~む、初めに申し上げた通り、うまくリズムがかみ合っていないので、何とも言えません。
聴いたところですが、あまり家庭内もうまくいっていないとの噂を聞いています」
なるほど。
まぁ、噂はほどほどに。
「そうですね。
でもこれで、私もSさんとの距離の取り方がわかりました」
よかったですね。
とまぁ、こんな話だったんです。
人は、対処法が分かれば、不安が払しょくされ、強くなります。
無くて七癖。
昔の人は良くいったものです。
自分の用事はせっつく癖に、人の用事は後回し。
Sさんの場合は、同期の人もわかっている悪癖のようです。
それが、仕事や家庭で“人を遠ざけている”現状をもたらしています。
ここで、Sさんが件の話を聴く耳があれば、Sさんの人生も変わるでしょうね。
もちろん、Sさん自身の気持ちを聴いたわけでもありません。
「私は今のままで十分幸せです」と答えるかもしれませんね。
ただ、Sさんにとって、今の環境が、Sさんが望まない人間関係であるならば…
そのヒントはすでに顕在化されています。
あとはそれに触れ、受け入れる機会があるかどうかの話ですね。
人は集団で活きる動物です。
プラスの活動は、巡り巡ってプラスをもたらすようです。
その逆もまた有りきです。
本当に、人間の世界は面白いですね。
ではまた~(^^ゞ