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◆あなたはだあれ? 第7の質問 / 広く浅く? 狭く深く? なぜ挨拶は必要か(第143話) [人材育成]

キヤノンAシリーズ名機4種 ワタル君コレクションより.jpg
◆Canon Aシリーズ 名機4種。
 友人ワタル君の宝箱より。連射一眼、カメラロボット・・・、嗚呼(遠い目をしています)



こんにちは~(^o^)


ちょっと、日が飛んでしまいましたが…
役割の再認識について、です。

7つ目の質問です~(^_-)-☆

本稿は…
 部下育成に悩んでおられ、どうしたらよいのか具体策がわからない…
人々に読んでいただきたいです。

例えば、あなたが管理職、一般的には課長職でしょうか、をお勤めだとします。

実際…
管理職への“昇進”や“異動”のために…
はたまた、
“評価”しなくてはならない“部下”を持ったことで…
心の調子が思わしくなくなる人は増えているようです。

嗚呼…
自分の役割を、自分に相応しく振る舞うことが出来れば、どんなに楽でしょうか。

“気を楽に”
例えば、お気に入りの“楽”器を奏でている時の気分…

それは十分可能です。
そのためには、我々人間だけが持つ最強の武器である“言葉”を使います。

全部で、12の質問を使いますが、今回は7つ目、第7の質問です。
必ずや“本来のすがすがしいあなた”を取り戻す手助けをしてまいります。

どうぞご期待ください(^^♪


キヤノンA-1、30S.jpg
◆快適さ、スピードはデジタルカメラになっても引き継がれる・・・ キヤノンIXY 30S とA-1


では、第7の質問です。


「あなたの職場の人々をご紹介ください」



さて、あなたはどんなふうに回答しますか?

例えば、

1)「はい、大勢居りますが、大抵は人柄も良く、明るい感じです」

2)「はい、大勢居りますが、まずAさんは… Bさんは… Mさんは…」


いかがでしょうか?
同じようなニュアンスのお答えがあったでしょうか?


上記の2つの例を言い換えれば、

1) 大枠

2) 詳細

と大別できるのではないでしょうか。


今回の質問の意図は…
「あなたの、物事の捉え方(視野、scope)はどんな具合ですか?」
です。


あなたを12の切り口で“分解”していくわけですが、
そのひとつで、今回の第7の切り口が“視野の広さ”です。

上述の例ではどうでしょうか?

あなたの職場の人々は?
というメッセージが与えられました。

1)大枠
物事の大枠、全体を捉えます。
反面、詳細情報を捉え、扱うのは苦手です。

口癖は、ポイントは、要するは、一般的には、大まかにいうと、 
⇒ 全体的、一般的に捉える言葉をよく使います。


2)詳細
物事の詳細を捉えます。道筋に順序立てて事を運びます。
反面、物事の全体像を捉えるのが苦手です。
一度に雑多な情報を与えられると、混乱します。

口癖は、正確には、具体的には、詳細には、
⇒ 正しさ、正確さ、秩序だった物事を好みます。
また自分の関心事以外には無関心の度合いが強いです。


私の経験もご紹介しますと…

私の職場先輩にも双方のタイプが混在しています。
私たちの仕事は営業なので、お客様への企画書にそれが反映されます。

大枠型のMさんは、
壮大な理想やコンセプト(概念)を提示します。
具体案になると、ヌケ・モレが多く、口頭での補足を必要とします。

詳細型のFさんは、
緻密な企画提案書を作成し、口頭での説明不要なくらいです。
しかし、“面白み”に欠け、お客様が興味・関心を引くまでに時間がかかります。
先程の職場説明にしても「Aさんは… Bさんは…」と詳細に語り始めます。

私が“大まかにいうと、どんな雰囲気ですか?”と尋ねますと、返答がありません。
“大まか”という概念はFさんには無いのです。
また、“要するに”という言葉も好まないようです。
このやりとりで、私がどちらのタイプかお分かりいただけることと存じます(^O^)


キヤノンAE-1、30S.jpg
◆Canon AE-1 と IXY 30S 
  カッコよさもキャノンの重要なコンセプトのようですね。 


なお、何回も申し上げますが…
この12の切り口は、血液型診断や星座診断といった“固定的”なものではありません。
環境(ケース)次第で、いろんな動機づけや行動が起こりえます(ケースバイケース)

また、年代やポジション、役割によっても変わります。
自分の趣味にはこだわるが(詳細型)、仕事はおおざっぱ(大枠型)も“普通”です。

ご自身の物事に対する“視野”を思い返せば、
あるパターンや傾向が理解しやすいのではないでしょうか。

本稿の意図は、
 人の動機づけや行動にはいろんな切り口があります。
 自分の“傾向”を知ることで、自分を理解し、本来の振る舞いを行えるようになります。
ということです。


余談ですが、企業の経営者や人事担当者さんに一言。

従業員各々の視野、つまり、
大枠に物事を捉え、ポイントを押さえながら事を運ぶことに喜びを感じるのか? 
深く、詳細に物事を突き詰め、掘り下げていくことでやりがいを感じるのか?

そこんところを配慮した現場のチーム編成やプロジェクトメンバーの募集を行えば、
余計な気苦労をしなくても良いですよ(^^♪

この考え方は就活にも応用できます。

あなたは実際、仕事についてはどちらが得意ですか?

物事を大枠を捉ることが好き、得意なのか?

物事の詳細を掘り下げることが好き、得意が好きなのか?

ご自身を動機付けているのは、大枠?詳細?
どっちなのかを知っていると便利ですよ~(^^♪

ではまた~(^.^)/~~~


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えがみ

その分野に関してどれだけ興味を持っているか、と言えそうですね。
とあるカメラの新製品。
「1600万画素、ニコンFマウント、視野率100%」大枠の方はこれだけ分かればOK。
ところが詳細に見るとそうはいきませんよね。
「画素ピッチはどうなの、撮像サイズは。何処まで付くの、Dタイプは当然付くとして、オートニッコールやミラーアップ用レンズもサポートするのか。視野率は100%なのか、それとも99.9%なのか」

どちらのタイプが優れているということでもないんですね。
昔は「詳細」の方が良いに決まっていると思っておりましたが、時間が無いですから、大局を見るには「大枠」の方が良いですね。

by えがみ (2011-02-27 02:54) 

グッドバランス

>えがみ様
 こんにちは~(^o^)
 いつもありがとうございます。
 仰せの通り、「大枠」と「詳細」は両輪です。
 どちらが欠けても、良いとは言えません。
 ただ、物事への取り組み、組織運営などなど、「大枠」先行が良い場合が多いのは事実だと思います。
 詳細型が先行すると、リスク管理面も捉えられますが、ギスギス感が否めません(^^ゞ
by グッドバランス (2011-03-01 22:08) 

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