◆まず、お前がやるんだよ! / なぜ挨拶は必要か(第122話) [人材育成]
◆「サンタは本当はいない」と言い切れますか? ※本文とは関係ありません。
こんにちは~(^o^)
「内省的実践家」 それを自他ともに認めるY先生。
人気講師で、年中全国を飛び回っています。
移動の時間もフィールドウォッチング(野外観察)を欠かせません。
今回は、こんな土産話。
ある地方での宿泊研修を担当された時の話。
夜、買い物に出かけて、駅の改札を通った時。
「ありがとうございます!」
すがすがしい声がY先生に投げかけられました。
普通の方なら「お、気持ち良いな」とは感じられても、こんな行動には出ないでしょう。
Y先生は踵を返し、声の主のところへ行きました。
若い駅員さん。
Y先生「気持ちの良い挨拶をありがとう。おかげで気分がすっきりした」
駅員さん「ありがとうございます<(_ _)>」
Y先生「ところで、その挨拶。あなたはよくやってるの?」
若い駅員さんは「はい!」と答えました。
Y先生「なるほど。じゃぁ、あなたの先輩たちもやっているよね?」
若い駅員さんは「…はい…」とトーンを落としながら答えました。
正直な方です。
Y先生は「ほんと?」と突っ込みます。
駅員さんは「え、えぇ、やる人とやらない人が…」としぶしぶ答えました。
Y先生はさらに突っ込みます。「じゃ、助役さんたち、上の人たちは?」
駅員さんは「む、ほとんどやりません…」
当事者意識の無い活動を企画し、推進する体質。
それは、ゆくゆくは組織をどうしていくのでしょうか?
やって見せ、言って聞かせて、させて見せ、褒めてやらねば、人は育たぬ。
山本五十六元帥の有名な言葉ですね。
戦後、何年経ったのでしょうか。
なぜ、今だにこの言葉が活きているのでしょうか。
「まず、お前がやるんだよ!」
その言葉は、“上”という立場にいる人に向けられています。
ではまた~(^_-)-☆
基本は変わりませんよね。
国や軍といった組織は、数千年前から世界中の至る所で存在していたわけですが、絶えず滅びの道を歩んできたのは、何処かの代で、上が行動しなかったことに起因するのかもしれませんね。
by えがみ (2010-12-09 12:45)