◆なぜ挨拶は必要か(第78話) リーダーの心得12か条 その2:夢はそれとなく語るもの(2) [人材育成]
リーダーの心得12か条
その2 “夢はそれとなく語るもの”(2)です~<(_ _)>
その社長には夢はいくつかありましたが、一つだけご紹介します。
それは・・・
毎年、社員旅行すること。しかも海外。
どうでしょうか。
これを直球で、社員に“宣言”したとしても、果たして受け入れられたでしょうか。
それこそ、
“なにを夢みたいな”
“悪いことでも企んでるの”
社長は前述のやり方で、こんなふうに“納得”させていったそうです。
「何気なくね、これからは海外の情報を仕入れることも大事だよね~、ネットもいいけど、やっぱり、現地の人と直接会って、意見交換することは価値があることだと思うよ~、こんなことを何気なく、呑み会などで、ずっとつぶやいていたんだ」
結局、その会社では開業2年半後にはオーストラリアへ。
その後、2年おきにカナダ、北欧、などへ社員旅行しているそうです。
夢はそれとなく語っておくもの。
部下に理解を無理強いするよりも、
部下が理解できるレベルの表現にしてあげること。
毎年、社員旅行は海外へ・・・
ではなくて、
情報収集は外部の人との直接の意見交換が大事だと。
それでも、理解・納得できないようなら、さらに表現を考えればよろしい。
そして、それはリーダーの重要な仕事のひとつです。
逆に言えば、最終の夢や目的は言わない方が良い、ということかもしれませんね。
ただ、決して、
「こいつらに、何言ったって、わからない」
の思いは、本稿の主旨とは違いますよ。
くどいようですが、念のため。
ではまた~
次回は、リーダーの心得12か条
その3 “嫌なままで終わらせない”です。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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意外な夢で驚きです。
てっきり、こんな商品を作りたいとか、事業内容に関することだと予想していました。
…と思ったら、本音はふせる、ですか。
奥が深いです。
by えがみ (2010-06-24 00:41)
>えがみ様
いつもありがとうございます。
実は、貴ブログからもヒントを得ています。
ニコンやキヤノンが目指していること、それをそのまま我々に話してくれたとしても、果たして我々はその意図を理解できるでしょうか…?
“画像”を知り尽くした人々だからこそ、夢見ることのできる世界があるのだろうと思います。
それは私には想像もつかないことだと思っています。
by グッドバランス (2010-06-24 20:23)