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◆なぜ挨拶は必要か(第74話) リーダーの心得12か条 その1:主体性を育む(5) [人材育成]

リーダーの心得12カ条 その1:主体性を育む その5です~!(^^)!


今は6月中旬。
春に入社された新人の方々の研修も一通り終えた頃でしょう。
各部署に配属され、OJTが始まっている頃だと存じます。

そこで彼らはどんな毎日を送っているのでしょうか・・・

夢と希望と不安を抱いて新人は入社してきます。
新人といっても、学校卒だけではなく、中途でも同じです。
最初は、概念的なことよりも、物的な情報が圧倒的に不足していると考えられます。
ロッカーはどこ? トイレはどこ? ボールペンはどこにもらいに行く? 昼飯の食える店はどこ? 近くに銀行はある? コンビニはある? 各部署の配置、社長室はどこ? あれはどこ? これはどこ?

地図が無い状態で山登りに参加しているようなものですね。
自力で山登りをするには、“地図”に“コンパス”、そして“技”が必要ですが、それについては後々述べますね。

先輩社員の案内で、モノの地図がおいおい出来てくると、今度は“見えない地図”を作る時期に入ります。
会社の歴史、組織図、社則、関連会社、自部署の組織図、自分の仕事内容、指示系統、などなど、たくさんありますね。
それらは文字化、映像化されたものもあれば、抽象概念として捉えなければならないものもあります。
しかし、それらすべての情報が、新入社員には綺麗に整理されて頭に入ることはそうそうありませんよね。

つまり、入社後間も無い頃の新入社員というのは、「方向性や質量が定まっていないエネルギーの塊」と例えることが出来ます。

ここで、新しいキーワードを提示します。
「鉄は熱いうちに打て」 有名な諺ですよね。
あとで、登場しますので、ちょっと気にかけておいてください。

さて、例えば、方向性や質量の定まっていないエネルギーの塊である新入社員をそのまま放置するとどうなるでしょうか。

続きます~

◆名著ですね・・・

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

  • 作者: 吉野 源三郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: 文庫



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えがみ

先輩方にとって、空気を吸うように当たり前のことを、教えるのは逆に難しいですよね。
かといってマニュアル化すると分厚くなって読む気が…。

by えがみ (2010-06-18 00:26) 

グッドバランス

>えがみ様

マイナス成長にいる企業に見られがちなのは、先輩から後輩への“指導”“引き継ぎ”が滞ることです。先輩たちも保身に走り、後輩への心理的余裕が無くなります。結果として、望んだわけではないが、組織が壊れていく過程を辿ります。
マニュアル作りは、価値のあることだと考えます。その組織風土に見合った内容や表現には一工夫必要ですが。
by グッドバランス (2010-06-18 08:51) 

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