◆なぜ挨拶は必要か(第64話) 良かれと思って・・・ [人材育成]
仕事柄、いろんな会社や団体の人事関係の方とお話しする機会が多いです。
特に研修の話題になったとき、多くの方からいただくこの言葉。
「コーチングがなかなか上手くいかない(機能しない)。なぜでしょうか・・・」
コーチングでは、相手に“答え”、つまり“やりたいこと”や“目的”があります。
それを引き出して、適切に、段階的に“目標”を定め、寄り添う形で導いていくのがコーチングです。
目的と目標は全く次元の違う言葉です。
ただ、どちらも、“目”がありますから、見てわかる(見える化)しておくことが肝要です。
コーチングとは違ったアプローチに、カウンセリングがあります。
相手は、程度の差はありますが、自分をうまく表現・理解できない状態にありますので、“言語的または非言語的に働きかけ、行動変容を促す”行動です。
コーチングが上手くいかない、その理由は、推測ですが、
カウンセリングのような働きかけを行っているのではないでしょうか。
コーチングは、相手に「考え」させて、自らの中にある「答え」を引き出すことを
支援する行為と表現できます。
コーチングとカウンセリングは似て非なるもので、それぞれの特長があります。
良かれと思って、アドバイスだと思って、ああしてみたら、こうしてみたら・・・
それは、全くの逆効果で、大変鬱陶しい状態へと相手を追い詰めていきます。
待つ。
信じる。
委ねる(ゆだねる)。
見届ける。
そんな“行動”がコーチングには不可欠です。
そして、意識しないで出来るようになれば、なお良いですね。
ではまた~
追記(^o^)
コーチングとカウンセリングの表現・特徴について、Y先生よりご指摘いただきました。
それに基づき修正しています。
題名に囚われず、職場の中で閉塞感を感じたときに
ぜひ読んでみてください。
適度に道しるべを残し、相手に発見させる…
コーチングも奥深いのですね。
久々の更新ですね。
しばらく音沙汰が無いようなので心配しておりました。
by えがみ (2010-05-16 23:45)
>えがみ様
ご訪問いただきありがとうございます。
4月は仕事が立て込んでしまい、心理的に不安定な状態でした。不用意な文章をアップし、読んでくださる方々に迷惑をかけたくなかったので、更新をストップしていました。ご心配をおかけし申し訳ございませんでした。
なお、カメラとミニカーはこちらでボチボチ展開中です。
http://plaza.rakuten.co.jp/goodbalance/
by グッドバランス (2010-05-17 12:01)