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◆私の愛するカメラ(第19話) 改良 = ニコン [カメラ 写真]



“改良”



この言葉は、
ニコンにこそ
ふさわしいと
思います。


S から S2 そして SP


F から F2


FT から FT2 そして FT3


EL から EL2 


FM から FM2 NewFM2 そして FM3A


FE から FE2 そして FA


F301 から F501


F401 から F401S そして F401X


F801 から F801S


F90 から F90X 


ニコンユーザー以外の人には
‘?’
の記号の羅列ですね。


でも
ニコンユーザーなら
意図していることは
おわかりいただけるはずです(よね?)



これらの系譜は、


フラッグシップは F5 

サブ機は F100 

中級機は F80 


それぞれ集結します。


みんな傑作機ですよね。



そして、

1999年、 
D1の登場を以って、
ニコンフィルム一眼レフ「F」の系譜は
デジタル「D」の系譜へと
受け継がれていきます。


F6はライカでいえば、
Ⅲgのようなものでしょう。


ニコンF系列の勿忘草です。



今回取り上げるのは、

F3 から F4


画像 056(F4正面).jpg


第4のF 

というキャッチコピーとともに
登場しました。


それについては
前回(第18話)の記事に述
べていますので、
是非ご高覧ください。


まだ
インターネットなど
一般化されていない時代。


情報源はもっぱら
雑誌や新聞でした。

画像 057(F4naname).jpg

私はF4の登場を
新聞で知りました。


20万円を超える価格、
そして
プラスチックボディであることに驚いたことを
昨日のことのように覚えています。


F5のキャッチコピーは
“F新次元”


画像 061(F4パンフ).jpg


手元に残る
ニコンカメラのカタログを見れば、
F4までは
価格の掲載が
ありませんでした。


90年代以降、
ニコンのカメラも
一般消費財や家電製品と
同じ扱いに
なっていくのです。


画像 063(パンフ中面).jpg


ニコンF4は
最高の耐久消費財の
扱いを受けた
黄金時代の
最後の
記憶なのです。


画像 060(F4威風堂々).jpg


ではまた~


タグ:ニコン NIKON F4
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コメント 4

えがみ

F4、過去と未来をつなぐカメラだと認識しております。
Fマウントと言えど、互換性が失われつつありますが、隣接する世代では不自由なく使えるんですよね。
オートニッコールもAIニッコールもF3AFもAF-SもAF-Gもミラーアップレンズも着脱式縦位置グリップも、オールインワンなので今尚色褪せないです。

by えがみ (2010-01-16 23:18) 

グッドバランス

>えがみ様
 “過去と未来をつなぐカメラ” 
 至言ですね!
 前回の“ニコン一神教”にしても、コピーが上手いですね。
 見習いたいです。 

 F4は小生も大好きなカメラです。
by グッドバランス (2010-01-19 19:54) 

たいせい

はじめまして
私もF4は発売当初から今だに現役カメラです。巷で言われているよりよいカメラだと思います。
ある意味なんでもありカメラの最初のような気がします。
オートリワインドなのに巻き戻しクランクが付いていたりして!

なんと言っても一日使っていると腕が太くなるし!!
by たいせい (2010-01-20 09:54) 

グッドバランス

<たいせい様

コメントありがとうございます。

もう、15年前にもなりますが、
F5が発売された時のF4への糾弾を
昨日のことのように覚えています。

F4の最多ユーザーである
プロカメラマンにとっては、
「頑丈」「互換性」が第一ですよね。

叙情なんかは二の次の要素です。

F3への不満や要望を聴いての次回作が、
こんな形になった、というのが
本当のところだと思います。

素晴らしいカメラだと思います。

by グッドバランス (2010-01-20 14:29) 

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