◆私の愛するカメラ(第14話) 観賞すべきでないカメラ [カメラ 写真]
おや?
お、
なに撮っているの?
あ、
あっくんだ!
こんにちは!
すごいカメラですね。
えー、
これはですね・・・
では、今回は、
僕が案内しましょう。
「V」は、
旗艦機として5代目
の意味でしょう。
誇り高いプレートが
埋め込まれています。
FDマウントの
新旧F-1を経て、
そして、
EFマウントの
EOS旗艦機として3代目。
今回のカメラは・・・
キヤノン EOS-1V
2000年に登場。
デビュー後、早10年が
経とうとしています。
先代機EOS-1Nが
1994年登場です。
先代は旗艦機を
6年務めました。
まさか、現役期間が
10年にも及ぶとは
予想していたのでしょうか。
事実、
“V”はキヤノン最後の
フィルム一眼レフですね。
舞台裏を申しあげるのは
大変恐縮ですが、今回は、
カメラの写真を撮ることが
なかなかできませんでした。
文章は早くに
出来ていたのですが。
気がついたことが
ありました。
EOS-1Vは
観賞するカメラ
ではない。
持ちやすさ、
握りやすさは
手の延長であり、
視認性の良さ、
使いやすさは
目の延長です。
つまり、
それは、距離を置いて
しげしげと眺める対象
ではないのです。
報道の世界では、
黄や白赤のストラップが
激しく動き回っていますね。
すべてが、
デジタルカメラでしょう。
キヤノンEOS-1Dシリーズや
ニコンDシリーズが大活躍です。
先日、
キヤノンの人に
聴いてみました。
「 EOS-1Vって、
いつまで発売するのですか? 」
その返事は、
「 たしかに、フィルムカメラの需要は
全盛期の百分の一まで減っています。
しかし、プロ写真家の需要があります。
フィルムの需要も、
少ないとは言っても依然としてあります。
やはり、カメラメーカーとして、
フィルムカメラをラインナップから
外すわけにはいきません 」
とのことでした。
自社の歴史を担ってきた
フィルムカメラ。
それを簡単に捨てない
姿勢は理解できます。
しかし、それは、今まさに
“日本”全体が陥っている状況と
同様ではないでしょうか。
新旧の価値観が
同じ空間に存在している。
その中で起こる軋轢。
家族
学校
会社
地域
さまざまな人の集団で
同様の問題を抱えています。
「一億総・・・」という言葉は
すでに死語となりました。
逆に、
生々しい時代のうねりを
感じてみたいと思います。
そして、それを
楽しみたいと思います。
★EOSについて熱く語るあっ君
ではまた~
使い込まれていますね。
しかしお子さんがお持ちになると想像以上にデカい…(^^;
思えばNew F-1よりずっと大きいのですから。
by えがみ (2009-12-10 08:16)
>えがみさま
仰せの通りなんですよ!
息子が持つと、想像以上の大きさでびっくりしました。
以前、記した“プッチンプリン”もそうでした。
ここから気づくことは、
我々は“自分に合うもの”には“無関心”になっているのではないかということです。
そして、それが、多くの人々と共感できることか否かを一考することは大切なことではないのかと思いました。
by グッドバランス (2009-12-10 08:23)