◆私の愛するカメラ(第4話) 早すぎた宝石 [カメラ 写真]
私の愛するカメラ
第4弾は、
コンパクトカメラを
取り上げさせていただきます。
90年代、
一世を風靡する
高級コンパクトカメラブームの
実質的元祖
「コンタックスT2」
の先代機です。
本機種は、
「コンタックス T」
よりも、
「CONTAX T」
のほうが馴染みますね。
ブランドロゴも変に
装飾されていないのも
良かったです。
カメラ事業から撤退しましたが、
未だにコンタックスカメラは
古くならないですね。
“T”は1984年の発売です。
村上春樹氏の
最新作の舞台ですね。
四半世紀前の
工業製品とは思えない
普遍性を漂わせています。
“宝石”とは、
言い過ぎでしょうか。
登場するのが
早すぎました。
私は写真を撮るのも
カメラを集めるのも好きです。
普段出歩く時も
必ず
カメラを携行します。
遠出するときも、
着ていく服より
どんなカメラを
持っていくかで
悩みます(笑)
Tの好きなところは、
カメラのデザインは勿論、
そのレンズの描写力です。
私は散歩がてら、
木々や花々を撮ることが多いです。
桜の木の写真を見て、
本当に驚きました。
サービスサイズでも
わかりました。
発色、立体感が素晴らしい。
シャドーもつぶれません。
実用機は少ないと思いますが、
手に入れる機会があれば、
絶対おススメの機種です。
◆ 今日の一冊 ◆
遠い視線
長野重一
野島康三氏の
写真指導をうけ、
名取洋之助氏から
雑誌編集の教えをうけ、
まさに
日本の報道写真界の
生き字引的な写真家が
撮りためたシリーズ。
基礎のしっかりした
スナップ写真は
古くなりませんね。
写真愛好家なら
必見の一冊です。
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