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◆なぜ挨拶は必要か(第26話) 自己肯定感⑬ 意識は意識を強化する [人材育成]




前回までは・・・

えんえん考え込んでも
わからなかったのに、

トレイの中や、
お風呂や、
散歩の途中、
起きぬけなどに、
アイデアが飛び出た
という体験はありませんか?


つまり、脳は
体がリラックスした状態になれば
自然と良い答えを
弾き出してくれるのです。


ウンウン唸っても、
それは逆効果。


柔軟な考え方を持つ癖を
鍛える必要があります。


次回は、
Y先生の研修コンテンツの
ひとつを紹介します。


というところまで
来ました。



来ましたが・・・


ちょっと
寄り道します。


すみません。



さて、
意識が
ひとつのことにしか
集中できない“事実”は
もうひとつの現象を
もたらします。


それは、
意識したものを
さらに意識し、
それの繰り返しが
強化される
ということです。


ちょっと、
わかりにくいですね。


例を挙げましょう。


あなたが
新しい車を
買ったとします。


それは
欲しくて欲しくて
たまりませんでした。


すると、
街中には
あなたのと
同じクルマがたくさん
走っているように
感じたことはありませんか。


女性なら、
前から欲しかった
新しいハンドバッグを買って、
喜び勇んで、
散歩に持っていったのに、
なぜか
同じバッグを
持っている人が多い・・・


男性なら、
新しいスニーカーを・・・


同じような
心当たりを
お持ちだと
思います。


仲の良い男女が
デートしました。


男の人は
靴のデザイナー。

女の人は
帽子のデザイナー。


勘の良い方は
お気づきですね。


同じ街中を歩いているのに、
男性は
人々の足元ばかりが
目に付きます。

“お、そろそろブーツの季節か”

“あ、こんなの履いてる”


女性は
人々の頭ばかりが
目に付きます。

“可愛いニット帽ね。

 新しいデザインの参考にしよう”


いかがでしょうか?



望ましくない例もあります。


誰から悪口を言われた。


それが結構ショックだった。


すると、
周りの人がみんな
自分の悪口を言っているような
“気”がする。


もう外へ出るのも嫌になる・・・


いかがでしょうか?


お金に困っている人は、
道端や自販機の
お釣りの出るところや、
金融業者の看板が、
普段以上に目に入ると思います。


しかし、どうでしょうか?


それらは
“万民”が
同じ意識なのでしょうか?


すべては
あなた“だけ”の
“脳”や“意識”の
仕業なのです。



この“癖”を
利用する人もいます。


世に言う
“天才”
と言われる人たちです。


彼らは
何か問題、
例えば、新しい発明とか、
新しい小説のテーマとかを考える時、
机に座り込んで
うなることはしません。


こんな風にします。

まず、
自分が解決したいことを
“強烈”に意識します。


そして、
散歩に行ったり、
風呂に入ったり、
寝たりします。


つまり
リラックスした状態に
脳を置きます。


後は、
脳の“自動操縦”に
任せます。


“脳”は
勝手に回答を
探し出します。


そして、
散歩の途中や
風呂の中で
“ひらめき”ます。


開発に携わる方は、
枕元に
メモ帳とペンを
常備しています。


風呂でのひらめきは
アルキメデスの伝説でも
有名ですよね。



これには
明確な理由があります。


それは・・・
脳は、
疑問を
わからないままにしておくことが
嫌いだからです。


脳は、
わからないことは不快なのです。


脳が“不快”な状態を嫌うのは、
マズローの成長5段階説の
一番下位の欲求ですよね。


安心、
安全、
快い、 
このような状態に
脳は自分の身体を誘導します。


ですから、
良い人生を歩むには・・・


どんな疑問を
自分に与えるか?
が非常に重要なのです。


逆にいえば、
俺(私)馬鹿だから・・・
“考えない”
という風潮が、

その人の生命にとって
いかに危険な思考なのか
おわかりいただける
のではないでしょうか。

脳は、
あなたが持った
“疑問”を解決する方向に
あなたの人生を
自然と導いてくれます。


そして
あなたが意識したものを
さらに大きく意識化させます。


柳の枝が幽霊に見える、
あばたもえくぼとか、
日本の諺、慣用句にも
枚挙に暇がありませんよね。


“食わず嫌い”も、
もともと持っている
“この食べ物嫌い”
という“意識”が、
マイナスの方向に
強化された例ですよね。


それらが
あなたの人生にとって
良い事であればいいのですが、
そうではない場合もあります。


それを打開するには、
“意識を分散化させる”、
つまり
多面的な捉え方をする、
という手法があります。


それがY先生の研修コンテンツ
の魅力のひとつ、
“多面的観察法”です。


次回はそれをご紹介します。


やれやれ、
ネタばればっかり・・・
先生すみません!



★ 今日の一冊 ★

死ぬときに後悔すること25 

大津秀一著


2009年春に発売され、
ベストセラーに
なっていますね。

お読みになられた方も
多いのではないでしょうか。

何人たりとも
逃れられない“死”

しかし、
我々は日常、
それを正面から
論じることを
“避けて”いますね。

それは
日本人が
宗教を持っていないから。

世界で一番“死”を
恐れる民族だそうです、
我々は。

死を意識したり、
死の間際に初めて
宗教に帰依する人が
多いそうです。

なるほど!
と思いました。

以前、
テレビのドキュメンタリー番組でしたが、
沖縄では、死を予期した老人は
“ちょっと隣へ”
という“気楽さ”で
旅立たれるそうです。

「死生観」も
学校“啓”育のプログラムに
早く取り入れれば
良いのにと思います。

なお、
興味深かったのは、
後悔するひとつに
「こどもを結婚させなかったこと」の項目。

詳細は本書をご覧ください。

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

  • 作者: 大津 秀一
  • 出版社/メーカー: 致知出版社
  • 発売日: 2009/05/25
  • メディア: 単行本



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