◆走れ 金時! MOD RODの冒険 第2回 こんな俺らに誰がした [ミニカー]
前回よりの
新シリーズ、
“走れ 金時! MOD RODの冒険”。
第2回目の
始まりです。
金時とGTの旅が
始まりました。
当ての無い旅。
走る。
走る。
我が身だけが
頼りの旅。
それだからこそ、
心地良い。
さて、
おかしな集団に
付けられ始めました。
※近づくRD
だんだん
近づいてきます。
※だんだん近づくRDの集団
そして、
とうとう
取り囲まれました。
※取り囲まれる金時とGT
※奇想天外大図鑑④ matchbox №19 Road Dragster
な、なんだ、お前らは!
わはは、
われわれは、
ロードドラッグスター。
貴様達若造よりも、
もっと以前に
改造されたクルマだ。
うむ?
わははは、
しょぼい葉巻の
ロータスに
取って変わったのよ!
何だと?
じゃぁ、№19は
今はお前達が
背負っているのか!
そうよ、見よ!
この勇ましいエンジンを!
このゼッケンを!
赤や紫の中でも、
特に濃い赤の
クルマが言いました。
一番先輩格のようです。
プッ、
吹き出しちまったぜ!
無意味なエンジン、
無意味なゼッケンナンバー!
くぅぅぅ、
それを言うなぁ!!!
お前らだって、
そのネコ科のシールは何だ!
となりのやつは
無意味なエンジンふたつ、
それも同じなのを
乗っけてるじゃないか!
おいおい、
傷つけあうのはよそう、
今、この国のクルマは
みんなどこかおかしいんだ、とGT。
我々は
それを確かめる旅に
出発したんだ、と金時。
そうか、
まだ、オリジナルが
わかる奴らはイイよ。
俺たちは
最初から奇想天外を
目的に作られたんだ・・・
何のために?
鉄輪帝国、
その他の新興勢力に
対抗するためさ・・・
誰が?
誰がって?
知らねぇのが不思議だな!
もちろん、
レズニー国王じゃねぇか!
ガーン!
そ、そんなバカな!
国王を侮辱するのは止せ!
何を言う、
お前らこそ、
モノを知らなさすぎるぞ!
周りの勢力に押され、
気品も繊細さもどこへやら。
とんでもない
化け物ばかり
作り出したんじゃねぇか!
お前らはまだマシなほうさ、
デザインもユルいからな。
これから先の奴らを
見て驚くなよ!
って、
あっちに
なんか
いるな!
*遠くに青い影
ゲッ!
サメ軍団じゃねぇか!
じゃ、
俺たちはここで消えるよ!
アバヨ!
*近づいてくる青の流線型のボディ・・・
*奇想天外大図鑑⑤ Matchbox №61 Blue Shark
取り囲まれる2台。
おい、
お前たち、
どこへ行く?
俺たちは
この国の誇りと繁栄を
取り戻す旅をしている。
改造車ばかりの
この国を正すんだ!
なんだ?
わけの
わからんことを
言うな!
つぶしてしまえ!
なに!
本当だよ。
やっちまえ!
すると・・・
止めろ!
*赤い奴
赤い一台が
出てきました。
なんだ、お前は!
俺はTurbo Ferry。
改造車の中でも、
Rola-Maticsという
カラクリまで
組み込まれた
お笑い者だ。
奇想天外大図鑑⑥ Matchbox №69 Turbo Ferry
見ろ、俺の尻を!
この無意味な回転。
羞恥心という言葉の
漢字を覚えたぜ!
このケツのファンが
回ることに
何の意味があるんだ!
この先、
もっとひどい
改造車が出て来るぞ。
用心していくんだな・・・
あぁ、
わかった、
ありがとう・・・
金時とGTの旅は
続くのであった。
(続く)
◆ 今日の一冊 ◆
申し訳ございません
吉永マサユキ
拝見して、
いかに自分が
ナンパにちゃらちゃらと
シャッター切っていたのを
恥ずかしく思った次第です。
人の生き様が、
ポジやネガに
永遠に定着される。
写真は
素晴らしい仕事だと、
ページをめくるたびに
思います。
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