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◆なぜ挨拶は必要か(第21話) 自己肯定感⑧ 否定しないで! [人材育成]


前回は、

クライアントが
「今日はよく“ない”」
と思って治療を受けると、
逆効果になるメカニズムと同じことを
私は直感的に悟っていたのです。

なぜならば、
私たちにとって、
否定語は過剰なストレスを
生み出すからです。

これが、
自己肯定感の低さと
かなり関係していると
私は思っています。

とまでやってきました。



さて、
否定語が
過剰なストレスを
生み出すというのは
どういうことでしょうか。


例えば、
こんな場面を
イメージしてください。


あなたが、
ご自身がやっていることに、
こんなことを
言われるとします。


朝の場面から・・・

こんなに遅く起きるな。


もっと早く起きられないのか。


そんな歯の磨き方をするな。


そんなに朝ご飯を遅く食べるな、遅刻するぞ、


もっと早くスーツに着替えられないのか?



会社にて・・・


(上司から)もっと早く計算できないのか。


もっときちんと仕事できないのか。


(お客様から)もっとはやく出来ないのですか。


家に帰って・・・



と、もう止めましょう(笑)



いかがでしょうか?


真剣にイメージすればするほど、
気分がきつくなってきたのでは
ないでしょうか?


それぞれの内容は
単なる10文字程度の
「コトバ」に過ぎないのに、
なぜ、こんなに気分が
すぐれなくなるのでしょう。


つまり、それほど、
コトバは我々を“支配”
しやすいのです。


最近、
カウンセリングや
スピリチュアルの分野で、
きれいな言葉や
正しい言葉を使いましょう、
という主旨の
解説や案内が多いですね。


ありがとう、
といった感謝の言葉
などもそうですね。


それは、コトバが
人間関係に多くの
影響を与えている事実を
知っている方からの
アドバイスです。


私も大いに同意します。


汚い言葉は、
自分だけでなく、
回りの人も汚くします。


そして、
一瞬の勢いで吐いた
汚い言葉は、
めぐりめぐって必ず
吐いた本人に帰ってきます。



“否定語が過剰なストレスを生む”

それは、

人の脳は、
今、
浮かんでいるイメージを
取り消すことが難しい。

ということです。


そんな歯の磨き方をするな
を例に挙げれば、
そのコトバを聴いている人は、
「そんな歯の磨き方を・・・」のところで、
自分の歯の磨き方をイメージします。


そして、
「するな」と言われて、
自分のやったこと
(やっていること、やろうとしていること)
を否定されます。


これが
ストレスにならないことが
あるでしょうか。



俺(私)、バカだから・・・と、
それを本心から
言ってしまう若者の
自己肯定感の低さの原因を探る時、

その人がどんなコトバを
その身に受けてきたかを
知ることが、第一ステップです。


一番初めに接する親や兄弟、
そして友達、先生、
そして職場・・・

**するな、

**しないほうがいいよ、

**するなんて、バカじゃないの

**しないで、勉強しなさい。



それが

**しよう!

**してみたら!

**するなって、すごいじゃない!

それ(遊び)が終わったら、
勉強しなさいよ。


という
肯定されるコトバを
その身に存分に
受けていたら、

その人の人生は
変わった(変わる)ことでしょう。


みなさんは
どちらの言葉を
たくさんもらいましたか?

(続く)



◆ 今日の一冊 ◆

3重構造の日本人 

望月清文著


私は古代史が大好きです。

ひとつの発見で、
がらっと歴史が
変わりますよね。

本書は
想像もつかない切り口から、
大胆な仮説を導き出した
“名著”です。

理系の人が
イメージ力を備えると
本当にすごいパワーを
導き出すものですね。

3重構造の日本人―現代人の心をのぞけばルーツが見える

3重構造の日本人―現代人の心をのぞけばルーツが見える

  • 作者: 望月 清文
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本



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