SSブログ

◆私が愛するカメラ(第2話) 異端児と呼ばれて・・・ [カメラ 写真]




中古カメラに
興味を抱いた人が、
直接、間接、
必ず触れる道が、
ライカです。


ある人に言わせれば、
35ミリカメラは
「ライカ」と「ライカ以外のカメラ」
という分類に
なるらしいです。


いずれにせよ
特別視されている
ブランドであることは
間違い無いです。


私がライカの存在を知ったのは、
中学生の頃、
写真を始めて間もない頃でした。


当時は無料でもらえた、
一年に一回発行される
カメラ総合カタログにて、
ライカM4-P、ライカR4
といった名前を知りました。


当時の私にとっては、
高価格なカメラということと、
実物さえ見る機会もなく、

自分用の一眼レフを買うために
500円玉貯金を始めたころでもあり、
全く関わりのないブランドでした。


また、
エルマーというレンズ名も
カメラ雑誌の後ろにある
中古カメラ情報で知っていました。


ところが、
いつのころからでしょうか、
エルマーは性能が悪いという“噂”が
私の頭に刷り込まれており、
久しく敬遠していました。


さて、その後、前世紀末に
突如として発生した空前の
中古カメラブームのおかげで、
いろんな書籍もあふれだし、
私もライカに関する情報を
容易に入手することができました。


神戸の友人ワタル君と
三宮から神戸にかけて
中古カメラのウインドショッピングに、
商店街や高架下を歩いた日々が
懐かしいです。


最初は何がM3で何がM2でと、
どれもこれも同じに見え
区別出来ませんでした。


中古カメラ店を覗いても、
よく似たデザインがずらっと並んでいますし、
また、
自分がライカのコーナーに
立っていることが
似つかわしく思えた気恥ずかしさもあり、
なかなか馴染めませんでした。


しかし、
私のような駆け出しの会社員でも
しこしこと貯金すれば
何とか中程度のライカは手に入る
天国のような時代が来たのでした。


1999年のことだったと思います。


ライカM5が
私の初めての
ライカになりました。


おそらく、
田中長徳氏の
書籍の影響だと思います。


露出計の有無で決めました。


完全マニュアルのカメラは
使う自信がありませんでした。


そうなると必然的に
M5とM6しか
選択肢はありません。


しかし、
M6はカメラ正面の
赤丸ライカマークが
気に入りませんでした。


また、
露出計も使いづらそうに
感じました。


結局、
消去法的に
M5しかありませんでした。


つまり、異端児として、
よく矢面に立たされる
M5のデザインは、
私にとっては
気に入る気に入らないの
問題ではなかったのです。


正直、不格好だと思います。


こんなカメラです。

IMG_0817.JPGIMG_0816.JPG


ライカM2の
セルフタイマーの無い初期型に、
M5の露出計が入れば、
私にとっては完全な
M型ライカなのですが・・・。

IMG_0819.JPG
 

今は、
白黒2台のM5で、
レンズは主に50ミリ
ズミクロンを付けて
使用しています。

IMG_0835.JPG
IMG_0833.JPG

2台とも、
使用感は絶好調です。


結局
ずっと
使い続けていくのでしょう。

IMG_0825.JPG

だって、
壊れないんですから・・・


では、
今回はこの辺で! 


カシャカシャ!



◆ 今日の一冊 ◆

ニコン党入門

私がライカウイルスに
感染する以前は、
父の影響で、
ニコン一辺倒でした。

もちろん、
今でもそうです。

ニコンが嫌いで、
ライカ愛用者に
なったわけでは
決してありません!

金も無く
夢や希望だけが
満ちていた少年が
手にしていたこの本は
手垢まみれです。

手放せない一冊です。

ニコン党入門―英知と技術の結晶ニコン・カメラのすべて (実用新書―カメラ)

ニコン党入門―英知と技術の結晶ニコン・カメラのすべて (実用新書―カメラ)

  • 作者: 三木 淳
  • 出版社/メーカー: 池田書店
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 新書



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。