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◆なぜ挨拶は必要か(第14話) 自己肯定感① 行動習慣に働きかける。 [人材育成]

さて、

 自己肯定感の低さを
 好転させるには
 どうすればよいのでしょうか。

のところまでやってきました。


サブタイトルも
“気”から
“自己肯定感”に変えます。


自己肯定感の低い人の
特徴のひとつは、
なかなか自分の悪癖や
習慣を変えられない
ことだと思います。


●●しようと思っていたけど、
結局は
▲▲してしまった・・・


それが、
悪い結果になると
わかっていたのに・・・


いつも同じことを
繰り返してしまう・・・


いかがでしょうか?



特に、
ある行動が、
その人にとって
「快」の感情に
結びついている場合、
なかなかその行動が
改まることはありません。


なぜならば、
「快」の感情は、
安心、安全の欲求に
結びついていくからです。


前述した遅刻癖も同様です。


こういう考え方があります。


行動習慣 ⇒ 思考習慣 ⇒ 感情習慣


「⇒」は働きかけを示しています。


人の行動は、
習慣になると
善悪の判断など
思考に影響を与えます。


その思考が習慣になると、
満足度や罪悪感などの感情、
すなわち意欲に
影響を与えるようになります。


これがその人の性質、
すなわち性格を形成します。


従って、
性格を変えるには
行動習慣を変えることが
考えられると思います。


行動の積み重ねは、
習慣となり、
思考習慣を形成させ、
最後には
感情習慣が形成されます。


そしてまた、
同じ行動を繰り返します。


例を挙げましょう。


ある職場で、
タバコをやめられない人が
いました。


仮にAさんとしましょう。


Aさんは
健康を考えて
禁煙を試みますが、
なかなか続きません。


その理由を考えました。


Aさんは、
喫煙することで、
ある「快」の感情を
得ていたのです。


Aさんの職場では、
けっこう喫煙者がいます。


しかし、
分煙化の風潮で、
喫煙スペースも
ある区画に限られました。


そこは、
Aさんはじめ喫煙者が
肩身の狭い思いをしながらも、
親近感を以って、
いろんな話をする場でもありました。


そこでは、
役職や事業部の枠を越えて、
喫煙者同士のコミュニティが
出来あがっていたのです。


Aさんにとっては、
タバコを楽しむと同時に、
彼らとの会話や、
得られる情報に
高い満足度を得ていたのです。


つまり
「タバコ」=「楽しい気持ちを与えてくれるもの」
という価値観が、
強く「快」の感情となって
身についていたのです。


前述の遅刻癖でも同様ですが、
「癖」そのものに焦点を当てても、
原因は解決できないことが
多いのではないでしょうか。


人の行動は、
必ず何か「思考」や「感情」
とつながっています。


そこで、
発想の転換が必要となります。


タバコは悪いものとして
感情や思考を変えようとしても
かなりの困難を伴います。


それは、
自分の感情を否定することに
なるからです。


では、
どうすればいいのでしょうか・・・


感情を変える、
好きなものを嫌いに、
という転換が難しいのならば・・・


行動習慣の方から
変化させていく
アプローチが
考えられるわけです。


行動習慣を変える、
というのは
どういうことなのでしょうか?



◆ 今日の一冊 ◆ 

ぼくは王さま 

寺村輝夫作


私が子供の頃、
夢中になって読んだ童話集です。

今でも夢中で
読んでいます。

なぜ、こんなわがままな王様の
存在が許されるのか?

いや、わがままだから
こそ許されるのか?

王様というのは
どういう存在なのか?

リーダーシップや
マネジメントを
私はこの“王様”から
学びます。

ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)

ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)

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  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2000/01
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ぼくは王さま (フォア文庫 (A008))

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  • 出版社/メーカー: 理論社
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