SSブログ

◆なぜ挨拶は必要か(第8話) 気⑤  [人材育成]




前回は、

意識的であろうが、
無意識的であろうが、
あなたは何らかの理由により、
その行動を選んだのです。

それは、
あなたが無意識に持っている、
もしくは
人によっては意識している
「目的」がすべて
そうしているのです。

まで、書きました。
 

意識、無意識という
言葉が出てきました。


最近は、
脳科学の話題も多く、
意識、無意識という
単語もよく聞かれますね。


難しい解釈は置いて、
簡単には・・・


意識は、
自分が知っている自分、
自分が気づいている自分

無意識は、
自分が知らない自分、
自分が気づいていない自分


と言えると思います。


どちらも
あなたの身体に宿っています。

意識と無意識は
どちらが強いのでしょうか。


あなたの日々の行動は
どちらによって
動かされることが
多いのでしょうか。


無意識を1とすると、
意識は20000と
いう人も居ます。


様々なデータがありますが、
共通しているのは、
無意識のほうが
圧倒的に強い、
ということです。


朝起きるのも
「さぁ、起きよう!」と
考えて目覚める人は
居ないと思います。


ある時間帯になって、
無意識が起こしてくれるのです。


翌朝に大切な約束や
楽しい出来事が待っている時、
無意識は、
あなたが望んだとおりの
時間にちゃんと起こしてくれます。

歯磨きの仕方、

服の着替え方、

ごはんの食べ方、

通勤路の歩き方、

人とのしゃべりかた、

書類整理の仕方、

シャワーの浴び方、

疲れた時に取る姿勢、

グラスを置く位置、

電気を消す時の利き腕

などなど。


無意識が
あなたの行動を
規定していることは、
普段の行動で
枚挙に暇がありません。


「無くて七癖」という諺も、
無意識の行動が
いかに多いかを語っています。


とすると、
あなたの日々の行動を
改善しようと思えば、
無意識の力を利用することが
非常に意義のあることだとは思いませんか?


良い人生を歩むには、
夢や目標を持ちなさい、
とよく言われます。


良い夢や目標が
本来のあなたに
ぴったりと合致するものであれば、
あなたの人生は
劇的に開けるでしょう。


毎日が
イキイキとしたものに
なるでしょう。


それはなぜでしょうか。



それは・・・

無意識の中に宿った、
あなたが目指している
「夢」や「目標」が、
日々のあなたの行動の
些細な部分までを、

その夢や目標の具現化に
ふさわしい振舞いに
変えてくれるからです。

無意識ですから、
無駄な行動が無くなるのです。

無意識ですから、
無理な行動が無くなるのです。

無意識ですから、
ムラのある行動が無くなるのです。

無意識ですから、
自動的に
そうなってしまうのです。


ですから、
大きな夢や目標を抱いている人は、
それよりもちいさな
障害にはびくともしなくなります。


その障害さえも、
プラス要因として
取り込んでいきます。


事故や失敗も糧になるように
考え方や見方を
“自然と”変えることが出来ます。


逆に、
目標や夢に近づくたびに
苦しくなってくるとすれば、

その目標や夢は
あなたが本当に
目指していることとは違うのです。


無意識で目指しているものと、
意識的に目指しているものが違うと、

それはアクセルとブレーキを
同時に踏むようなもので、
非常なストレスとなって
あなたの身体に害を及ぼします。

社会的慣習にとらわれ、
既存の価値観で
目標や夢を決めた気になっても、

それは
本当のあなたの心から
どんどん乖離し、
最終的には心身が破壊されます。

企業人であれば、
昇進した、
部下も増えた、
責任も増えた、
扱う予算も増えた、
しかし、
だんだん心身が
蝕まれるように
衰弱していく人がいるとします。

それは、
新しい環境への
不慣れというよりは、
本人がそのような環境を
本当に望んでいるかどうかを
疑う必要があります。

無意識がブレーキを
かけているのです。

病気をしたりすることで、
その人の意識的な行動に
ストップをかけているのです。


さて、
では遅刻する人の心は
どのようになっているのでしょうか。


そこで、
マズローの
成長欲求五段階説を
思い出していただきます。


(続く)


◆ 今日の一冊 ◆

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

作者: 吉野 源三郎

出版社: 岩波書店


これも名著ですよね。

読まれた方も
多いと思います。


主人公コペル君の
目を通して、
自分の生き方を
問い直す時間を
持つのも良いかもしれません。

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

  • 作者: 吉野 源三郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。