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◆なぜ挨拶は必要か(第3話) [人材育成]



前回、
皆さまの脳に
空白をつくっておきました。


「メラビアンの法則」の、印象を形成する3要素の割合は・・・


  視覚情報・・・見た目、表情、しぐさ、視線 55%


  聴覚情報・・・声の質、速さ、大きさ、口調 38%


  言語情報・・・言葉そのものの意味      7% 


だそうです。


私もこのデータを知ったとき、
非常に驚きました。


もっと言語情報が多い
と思っていたのです。


しかし、人間がいかに
感覚情報に依存しているかが、
よくわかりました。


極論すれば、
朝の挨拶が
「おはようございます」
ではなくて、

「や!」
とか
「よぉ!」
でも良いわけですね。


業界によっては、
夜でも
「おはようございます」
と言っていますね。


大事なのは、

まず、
挨拶する時の仕草や行動、
つまり
受け手にどのように見られるか(視覚情報)
そして、
 
どのような気持ちで、
声を発するか(聴覚情報)

ということです。


同じ人物が、
ある日はふてくされた表情で、
ボソッと「おはよう」と言い、

別の日は明るい表情で、
元気良く「おはよう!」と挨拶して、

職場に入ってくるのでは、
受け取る印象は違うでしょう。


また、
この印象の違いを
的確に見抜くことが出来れば、

職場や家庭のまだ見えない
トラブルを察知し
防止できることが多いです。


こどもが元気良く
「行ってきまーす」
と学校へ出かけ、

「ただいまぁ!」
とこれまた
元気良く帰ってくるならば、

そしてそれが
無理の無い態度であるならば、
まず問題は無いでしょう。


元気に挨拶できることは
「私は大丈夫ですよ」
「大丈夫でありたい」
という信号を
相手に送っている行為です。


重要なのは、
後者の
「私は大丈夫でありたい」
というカラ元気を見破ることです。


受け手は、
その本音や本気を、
聞きわけ、
見抜く力が必要なのです。


職場でも家庭でも、
いわゆる出来る人は
この能力が高いように思えます。


相手の張り詰めている気持ちを
見破る力です。

(続く)


◆ 今日の一冊 ◆

コーチング 言葉と信念の魔術  

落合博満 著(ダイヤモンド社)

ある専門を極めた人の
言葉は重みがあります。

腑に落ちることが多いです。

コーチングという考え方も、
日本に紹介されて10年くらいになります。

しかし、
頭で考えて行う人と、
実体験の結晶で以って行う人
との間には雲泥の差があります。

私が悩んだ時に立ちかえる本です。

コーチング―言葉と信念の魔術

コーチング―言葉と信念の魔術

  • 作者: 落合 博満
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本



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