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◆ 我ら指揮者! 道具は頭脳! Fire Chief Car [ミニカー]




消防車両はこどもにも
人気のある車種です。


はしご車、
ポンプ車、
救急車などなど、
私も大好きです。


その姿は機能美の極致です。


無論、
実生活では彼らが活躍しないこと
が一番ですが、
それは別の話題にして・・・


数ある消防車両のなかでも、
消防指揮車Fire Chiefは、
特徴のある道具を
搭載しているわけではありません。


私は小さい頃は、
存在理由がわかりませんでした。


最近、
やっと
わかるようになりました。

IMG_2008.JPG

画面に向かって
◆ 右手前 matchbox №59 Fire Chief 
◆ 左奥  matchbox №64 Fire Chief Car
◆ 右奥  matchbox №59(NEW) Mercury Fire Chief (Fire Chief Car)
◆ 左手前 tomica   №32 NEW CROWN


指揮車の道具は、
頭脳なのですね。


はしご車も
ポンプ車も
彼らだけが現場に向かっても
力不足なのです。


指揮車の指示(マネジメント)があって
はじめて、各々の機能を
充分に発揮することが出来るのです。

IMG_2012.JPG

車両に人が乗っているのが
わかりますか?

人こそが、
この消防車両の道具なのです。


トミカ(左手前)には人は乗っていません。


これが、
ミニカーというおもちゃに、
社会背景や文化を盛り込む
センスの違いだと思うのです。


トミカは人ではなく、
拡声器に注目しました。


後年のマッチボックス(左奥)にも
乗っていません。


消防指揮車の存在意義や役目を
子供たちに伝える役目を
果たしていません。


デザインの奇抜さだけを
追いかけています。


もちろん、
コストの関係もあるでしょう。


しかし、
これはコストを考える以前の、
物事の捉え方の
本質的な点だと思います。


マッチボックスは、
1960年代までは、
おもちゃを通じて、
こどもに自国の文化を
知らしめる物語を持っていました。


そして後年、
マッチボックスブランドの
本流は消え去ることになります。


◆ 今日の一冊 ◆
model cars (雑誌:ネコ・パブリッシング)

ミニカー趣味の方には
お馴染みの雑誌です。

ブランドや車種別に
特集が組まれるので、
ご自身の好きな号を
購入すれば良いと思います。

私が取り上げている
matchboxは2002年10月号
(申し訳ございません。
 絶版だと思いますが)
に特集されています。

model cars (モデルカーズ) 2009年 09月号 [雑誌]

model cars (モデルカーズ) 2009年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2009/07/25
  • メディア: 雑誌




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ねこざかな

こんばんは。MBのファイヤーチーフの変遷、興味深く拝読しました。

スーパーファスト期でもかなり作風が違っているものですね。
レズニーにしても、玩車全般にしても「チェンジ!」の季節だったのでしょう・・・。
by ねこざかな (2009-09-06 03:46) 

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