◆ 私の愛するカメラ(第11話) これぞ、粋の極み! [カメラ 写真]
カメラを扱う
楽しみのひとつは、
ファインダーという
宝石箱を覗くことです。
魚眼や広角レンズで
グルグルと構図を
いじって遊んだり、
標準レンズで、
ストレートに
消え去る瞬間を
切り取ったり、
中望遠レンズで
ボケ味を楽しみながら、
ここぞというところで
ピントを合わせたり、
到底届かないところのモノを
超望遠で眼前に引き寄せたり、
そんな楽しみが
ミラーボックスにはあります。
逆に、
撮影自体を
軽快に楽しみたい
カメラもあります。
そのひとつが
今回紹介するカメラです。
“ライカIg”
ライカ自体の説明は
割愛させていただくとして、
本機はライカⅢgから
ファインダー部を
取り去ったカメラです。
ビゾフレックスを付ける事を前提に、
記録写真用途に開発されたそうです。
ものの本では、
ライカで初めて
カメラの前面に
“leica”のロゴがついた
という記述があります。
そんなことでも
“特筆”になるのですから、
さすがにライカですね。
このカメラ、
散歩のお供には最適です。
レンズは初めから決まっていたように、
ズマロン28ミリを付けています。
専用ファインダーも付けて、
スタイルはばっちりです。
35ミリのズマロンやエルマーでも
良いかもしれませんね。
ひところはずっと
鞄の中に入っていました。
これこそ、
歩いて持っているだけでも
幸せを感じるカメラです。
では、
秋のほろ苦い光線を
写しとめて参りましょう。
ではまた~
◆ 今日の一冊 ◆
ヘタな人生論より
「寅さん」のひと言
晩秋を経て、冬が到来。
そして正月が近づくと、
頭によぎるのは・・・
やっぱり、寅さん。
粋の代表選手です。
そんな寅さんの名台詞が
たっぷり詰まった一冊。
また、違った視点で、
じっくりと観たくなりますよ。
LeicaロゴよりLeitzロゴがいいな(笑
何十年も前のカメラなわけですが、今もって動作する機械式カメラには驚かされます。
しかし最近はメンテナス出来る技術者が減ってきていると聞きますので、今後も動作するか少し心配です。
by えがみ (2009-11-29 21:13)
そうですね(笑)
leicaは丸みのある感じで、
leitzは引きしまった感じがします。
機械の動作については
時間感覚を何に合わせるかですね。
例えば、
3年前のパソコンは実際に使いものになりませんが、
おばあさんのタンスなどは立派に実用の範疇です。
かえって私は目まぐるしいデジカメや携帯の
新製品ラッシュに対して辟易しており、
本来のエコ感覚を持ってほしいと思います。
by グッドバランス (2009-11-30 19:15)