◆ 私の愛するカメラ(第6話) 目立たねど、本流。 [カメラ 写真]
2004年に発売された
由緒あるニコンF一桁の
直系6代目です。
そういえば
今年(2009年)は、
初代ニコンF(1959)が
発売されて
50年目になりますね。
50年間で6代の
代変わりです。
ユーザは
日に日にデジタルに
移行しているのは明白です。
このカメラの存在も
忘れられているのが
実際だと思います。
ニコンも、
F5以降は
フラッグシップ機として
D1シリーズ、
D2シリーズ、
そしてD3(2007)を
位置付けていると思います。
黒船来襲による徳川時代の
終焉ではないですが、
まさに、
時代はすでに変わっていると
言わざるを得ないでしょう。
しかし、
目立たないけれど、
本流です。
さて、
フィルムを愛用されてきた方ならば、
F6の操作性の素晴らしさを即座に
認識いただけることと存じます。
特に、
シャッターの切れ味、
ファインダーのクリアさは
文句のつけようがないほど
卓越しています。
実際に使用していましたので、
ユーザには申し訳ありませんが、
良く似たシルエットのF100
とは段違いの完成度です。
“段”違いですよ!
カメラを操作する
楽しみの一つは、
ファインダーを
覗くことです。
私は標準50ミリ以上の
望遠レンズは
滅多に使いません。
24ミリ、35ミリ、50ミリの
単焦点レンズを多用しています。
F6には
35ミリF1.4を
付けっぱなし
にしてあります。
ピント合わせが
これほど楽しいとは、
F6を使っての
新たな認識です。
無理やり
文句を考えるとすれば、
ボディサイズくらいですが、
それも好みの範疇です。
さて、
F6もいつ生産完了に
なるかわかりません。
正直、
売れているとも
思えません。
メーカとしては
辛いところでしょう。
人は、
作り続けてほしいなど
勝手なことを言います。
しかし、
私も同じことを言います。
いつまでも
作り続けてほしいです。
ではまた!
良いですね、F6。
売れ筋のD3やD700よりもファインダーは一回り格上です。
Ai-Sレンズも販売が続いているのは奇跡みたいなものです。
by えがみ (2009-11-16 23:20)
えがみ様 こんにちは!
コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ここ一番という時に持ち出すのが、F6です。
ニコンと言えば“実直さ”が長所ですよね。
しかし、この長所が足を引っ張っているのは皮肉です。
えがみ様の言われるマニュアルレンズの継続販売や、
F6のファインダーなどです。
営利主義もちょっと行き過ぎの感が否めません。
by グッドバランス (2009-11-17 14:14)