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◆なぜ挨拶は必要か(第4話) 「気①」  [人材育成]




前回、
  
重要なのは、
後者の
「私は大丈夫でありたい」
というカラ元気を
見破ることです。


受け手は、
その本音や本気を、
聞きわけ、
見抜く力が必要なのです。
  

職場でも家庭でも、
いわゆる出来る人は
この能力が高いように思えます。
  

相手の張り詰めている気持ちを
見破る力です。

というところまで
書きました。


さて、
この文の中で
「気」
という言葉が
何回か出てきますよね。


元気、本気、気持ち・・・

ほかにも、

気が合う、気前がよい、気にさわる、気にかかる、気の毒、勇気、

などたくさんあります。

気心が知れる 

 ・・・ お互いが本来持つ性格をわかったうえで付き合うことです。

元気を出せ 

 ・・・ 無理に力を入れることではなく、本来持っている力を出せということです。


「気」の字の中にある「メ」は
もともとは「米」を書きました。


“気”の語源は、
米を炊いている時の湯気です。


与えるという意味もあります。


実は、
この“気”が
人間活動ではかなり
重要な要素なのです。


古代人は、
湯気の正体がわからなくて
悩んだことと思います。


大切な食材を
熱した時に出てくる
“ふわふわとした、
とらえどころのない物質”を、

その本来の性格が、
なんとなくですが、
見える形で現れたもの
として捉えたのではないでしょうか。


気体という言葉の語源です。


ですから、
良い湯気は、
それが宿っていた米(本体)も良い
という証拠になったのでしょう。


最近、
よく言う「人間力」とは、
この「気」
つまり「気力」と同義だ
と私は思っています。

(続く)


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岩井俊憲 著 コスモスライブラリー

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人間は
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アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか

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