★ミニカーで人材育成! 超高速物語【第7話】 関わり方って、知ってる? [人材育成]
◆Matchbox superfast MB22 FREEMAN INTERCITY COMMUTER
立派な建物であっても、その間をクルマが動き回ることで、人々は利用できる。
クルマは素晴らしいコミュニケーションツールだ。
こんにちは~ヽ(^。^)ノ
今回は、ちょっぴり昔の思い出から。
「なぜ、私がグッドバランスさんと同じ夢を抱かないといけないのですか?」
部下に言われた一言でした。
担当部署の業績も芳しくない中、起死回生を狙い、あるプロジェクトを提案しました。
それを部下と共有し、進めていけたらと“期待”していました。
会議室であらかた説明をし終わった後で、私が部下に言ったのが、
「ついては、是非、私と夢を共有し、成功に向けて頑張っていってほしい」
私としては、心からの願いを込めた言葉でした。
また、日頃はそれなりに気を遣っているつもりでした。
しかし、帰ってきた言葉は、冒頭の文句でした。
私は、当時は悩み、怒り心頭でしたが、最近はこう思います。
「私と部下、また、会社と部下の関わり方を確認し続けるべきだった」
つまりコミュニケーションが足りなかったのです。
部下の本音はこうでした。
「そこまでして、会社に一生懸命時間を費やしたくない。
考えて仕事するよりは、決まったことを指示してもらって、それをこなす方が良い」
私の得た教訓は、部下の本音を確認しないまま、部下として居続けさせたことでした。
私が思い込んでいたこと、それは…
部下であれば、上司の私の意見を理解するのは当然だ。
いわんや共有し、同調するのは、部下の能力からは出来て当然だ。
数年後、その部下は退社しました。
損失は、部下本人だけではありません。
部下に費やしたコストは相当なものです。
それが“無くなった”わけです。
◆3.11から7か月後の石巻沿岸部。まだ何も無い。本当に何もかも流された。我々はこの地とどう関わればよいのだろうか。
部下の初期設定を確認すべきだった。
現在、私は自分の仕事を進めるうえで、重要な要素となっています。
もちろん、部下だけではありません。
上司、パートナー、顧客、そして自分自身。
一体、このプロジェクトにどのように関わろうとしているのか。
私が何を置いても一番すべきことはそれだと思っています。
関わり方。
一生懸命関わる。ゆる~く関わる。いろいろな立場、考えがあります。
◆3.11から7か月。巨大な油缶は転がったままだった。
私がこれからの未来を担う若者に願うこと。
小さいころから「関わり方」を学んでほしいということです。
言い換えれば、ヒトやコトとの、適当、適度な「間」の取り方です。
何でもかんでも一生懸命の人は、自分も相手も疲れるかもしれません。
何でもかんでもゆるい人は、いざというときに対応できないかもしれません。
また、自分のことを「わかってくれているはず」はありえない。
仕事柄、学生の就職支援を行うことも多いのですが、特に以下の誤解が多いです。
「会社の人事担当は、あなたのことをよく知らない」という前提が理解できていない。
知らない自分を、知ってもらう。
知らない人同士が、段階的に自己開示を行い、友人になっていく。
その過程、つまりコミュニケーションは素晴らしいものです。
コミュニケーションとは、次の3つの要素の交換です。
1. 情報
2. 感情
3. 意志
例を挙げましょう。
「駅前に新しくラーメン屋が出来たよ」 は情報ですよね。
「ラーメン屋が出来て嬉しいな!」 は感情です。
「一緒にラーメン屋に行こう」 は意志です。
違う例も。
「最近、彼氏、出来たよ」 は?
「彼氏出来たの? くやしい~」 は?
「私も彼氏欲しいなぁ…」 は?
上から、情報、感情、意志ですよね。
◆Matchbox superfast MB22 FREEMAN INTERCITY COMMUTER
関わっていくための重要なツールのひとつであるクルマ。
会社は生活や人生の背景が違った人々が集まったリアルな場です。
言われた指示をこなすだけの仕事もあります。
人々と協働して行う仕事もあります。
特に後者の場合、それぞれの思惑が絡みます。
「こんなはずじゃ…」
「最初に言っておいてくれれば…」
それを出来る限りなくすには、会話しかありません。
会話を積み上げていくこと。
それも重要なコミュニケーションです。
ではまた~(^_-)-☆
このことから時間が経過し過ぎているので、退社理由(ホンネ)は不明ですが、世代によって考え方が変わってきていますね。
相手のことを理解したつもりになった、というのは危険かもしれません。
若い世代は言われた仕事はきっちりこなすが、それ以上のことはやらない、という話も聞きます。
日本人のアイデンティティは変わってきているらしいですし、どう接していけばよいのか難しいですね。
by えがみ (2011-10-27 00:46)
>えがみさま
いつもありがとうございます。
仰せの通りで、私は“理解したつもり”という、失敗を繰り返し、今に至っております。
若い世代については、別の見方もあるようです。
つまり、ツールの多さによる、時間の消費です。
パソコン、携帯、いろんな情報の洪水に、彼らも翻弄させられているのが現状ではないでしょうか。
by グッドバランス (2011-10-28 20:45)