◆来年、俺はいないから / なぜ挨拶は必要か(第125話) [人材育成]
◆街角スナップ! ワンちゃん、可愛すぎます~(^^♪ ※本文とは関係ありまっせん。
こんにちは~(^o^)
その日、Oマネージャーは不機嫌でした。
人材開発の責任者であるOさん。
役員会での新事業プレゼン。
思ったように展開できませんでした。
重箱の隅をつつかれる。
揚げ足を取られる。
哀しかったのは、自分の上司までもが、それに加わっていることでした。
それはどうだろうか?
給料の少ない人間が、一生懸命企画を考えて、プレゼンして、
給料の多い人間が、その揚げ足を取り、くそみそにけなす。
役員の仕事ってなんだろう?
上司の仕事ってなんだろう?
うちの会社に未来はあるのだろうか。
そんな思いが頭をかけめぐります。
最近、Oマネージャーがカチンとくる先輩方のセリフ。
「俺、来年いないから」
こんなセリフを吐く上司に、いくら新規提案に努めても、暖簾に腕押し。
この無力感はたまったものではありません。
無論、去っていく先輩方の権利を否定する気は、ありません。
今まで働いたご褒美に退職金やらをきちんともらってください。
でも、義務も果たしてほしいよね。
勤め人の義務って何でしょう。
私は、今回は“後進の育成”を挙げたいと思います。
自分が去った後、会社がどうなろうと知ったことではない…
社員同士の「思いやり」や「気の使いあい」が減った組織は、望まなくとも潰れます。
社員同士の縦横の連帯が、組織を盤石の備えに導きます。
会社が潰れる原因は、結構内部にあるものです。
私が経営や人事に携わる方に提案したいこと。
今後、経営を担わせようと思う人物。
その方々の評価点の一つに、部下育成の実績を入れてほしいです。
OJT担当者になるのを嫌がる人がいると聴きます。
しかし、その人は今後どのように仕事を進めていくつもりなのでしょう。
育て、育てられ。
人はこの世に生きる以上、この連鎖から逃れることは出来ません。
それは会社でも同じです。
その連鎖が切れた時点で、命は終わります。
ではまた~(^.^)/~~~
リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
- 作者: 中原 淳
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 新書
目先の損得勘定で動いているのだと思いますが、中長期的に物事を見てほしいものですよね。
その会社を去った後、別の会社に行くのでしょうけど、元いた会社と取引することになったら気まずい…。
by えがみ (2010-12-25 18:31)