◆幅×応用力×偶発性(Oマネージャーの経験談より) / なぜ挨拶は必要か(第117話) [人材育成]
◆今年の紅葉は素晴らしいですねぇ(^^♪
こんにちは~(^o^)
私は人材育成という仕事柄、全国の会社にお邪魔します。
訪問先は、総務部や人事部。
実務での訪問の他、「この人に会いたい」との思いでお訪ねすることもあります。
現場での体験話などは、直接お伺いするのが一番ですからね。
播州にある株式会社G。
人材開発を担当されているOマネージャー。
定期的に訪問させていただいています。
その理由は…?
お話が面白いのなんの^m^
人柄も相まって、その経験談は大変勉強になります。
お互い、子育ての話も共通し、話題は尽きません。
例えば、「TVゲームなどで簡単にリセット出来ること」
「それは、子供に命の重さを伝えられない」とOマネージャーは憤慨されます。
全く私も同感です。
Oマネージャーは強調されます。「人間力の向上には偶発性も大事だ」
全くその通りです。
偶発性を呼び込むのは、経験や活動の幅を広げることですよね。
今回は、興味深い話を3話だけ。
ご本人の御了解も得たうえで、紹介させていただきます。
◆第1話:人事部長のコミュニケーション力
ある日、パソコンをにらんでいたA人事部長。
「おい、O君、ちょっと見てくれ」
「なんですか?A部長」
「若い奴らから来るメール、要領を得ないんや」
「と、言いますと?」
「結論を先に書けばいいのに。はじめにだらだらと言い訳を書きよる。まどろっこしいわ」
「それは、A部長に責任あるのと違いますか?」
「何でや?」
「A部長が、ぐちゃぐちゃ言うから、部下は先に言い訳するようになるんですよ。」
「む?」
「しかも、直接聞けば良いのに、それもしないでしょう?」
「むむむ…」
明るい人柄で本質を突くOマネージャーに、人事部長も納得せざるを得ません。
◆第2話:パターン化している僕
ある日、事務所から別棟へ行ったOマネージャー。
用事を済ませ、事務所へ戻ろうとすると、雨。
困ったなぁと思っていたら、ひょっこり現れたのが、部下のB君。
傘を持っています。
「お? どうしたんや? B君」
「はい、雨が降ってきました。Oさんが困っているのではないかと思い、傘をお持ちしました」
感激したOマネージャー。
しかし、ちょっと突っ込んでみました。
「お前なぁ、こういうことに気づくんだったら、普段ももっと出来るやろう?」
どうやらA君は普段は気の回らない子のようです。
「はい、実は昔、同じように傘を持って行って喜ばれた経験があるのです」
「うん、それで?」
「私は、同じパターンでないと、安心して行動できないのです」
「ムムム…」
Oマネージャーが新人の「幅」や「応用力」について考えはじめたきっかけだそうです。
現在、Bさんは自分の意志で生産部門に異動し、楽しく仕事をされているとのことです。
◆第3話:その始末は…
口うるさいC事業部長。
でも、部下たちは敵いません。
とうとう、堪忍袋の緒が切れた若かりし頃のOマネージャーと仲間たち。
Oさんの呼びかけで始まったある計画。
ある日の当直の夜。
オフィスには誰もいません。
Oさんが呼びかけます。「おい、みんな集まれ」
わらわらと後輩たちが集まります。「なんですか」「なんですか」
「いつもの敵をとるんじゃ!」
「え? どういうことですか?」
「こういうことじゃい!」
その言葉とともに、OさんはC部長の机に飛び乗りました。
そして、おもむろにズボンをおろし、パンツを脱ぎ、爆弾を投下したのです\(◎o◎)/!
「見てみい! 手も足も出ないやろ!」
意気揚々と引き揚げるOさんと後輩たち。
翌朝。
C部長の声がオフィスに響きます。
「おい、誰かこれを始末せいや!」
もちろん、始末したのはOさんでした(^O^)
まだまだ話はありますが、今回はこのへんで。
ではまた~(^.^)/~~~
本質を突く方、頭が切れるもんだなと感心しますね。
それにしても第三話は…(^^;
by えがみ (2010-11-24 23:33)
>えがみ様
いつもありがとうございます。
仰せの通りで、非常に頭の切れる方です。
第3話も、職場によっては捉え方が違って興味深いですよね。
by グッドバランス (2010-11-28 21:18)