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◆なぜ挨拶は必要か(第82話) リーダーの心得12か条 その5:仕込みに手間をかける [人材育成]

リーダーの心得12か条 その5

“仕込みに手間をかける。楽しくなければ意味がない”



リーダーの心得、その1で“主体性を育む”を取り上げました。


その要点は
“リーダーは部下に情報を自分で取りに行くよう仕掛ける”
ことです。

しかも、
“自然に、そうせざるを得ないように”
です。


リーダーは部下を受け身、例えば、賞罰で動かすことも出来ます。
それは組織が危機的状態の時、カンフル剤としての効果はあるでしょう。


組織は持続的成長が求められます。
その人本来の力は自発的に動いた時にしか発揮されません。


さて、そのような仕掛けの次に、リーダーがやるべきことは何でしょうか。


社長の言葉を借りましょう。

「それはね。
 いかにして部下を楽しませてあげるかということだ。
 集団の協調性、コミュニケーション向上には“楽しさ”がキーワード。

 わが社では、社交ダンス、カラオケ大会、バス旅行を連続的に開催した。
 もちろん、初めは“恥ずかしい”“なんで俺が”という抵抗はあった。


 そこで、我慢を強いることは・・・無意味。

 楽しくなければ意味がない。

 カラオケ嫌いな人には
 「マイクを握るだけでも良い」
 「歌が苦手です、とマイクで喋るだけでも良い」
 と促した。

 つまり、その人に合った行動を考え、実行させることが肝要。

 その仕込にはかなり時間をかけている。

 それがリーダーの仕事だ」

と言い切られました。



社員の方々に伺えば、「この会社の社員行事に参加するのは楽しい」とのことです。
実際、このように自発性を促す仕掛けを伴った企画を経験することで、現在、社員の争いは無くなってきたそうです。
確かに取材時も、社員の方々の明るい雰囲気は自然のものでした。

ダンスやカラオケ、海外旅行など様々なコミュニケーションの手段を経験するので、自然と“話しやすい”雰囲気が醸成されるようです。

コミュニケーションといえば、コーチングやNLPといった“話し方・聴き方スキル”が取り上げられがちですが、実際はもっと幅広いものです。
様々な場面でコミュニケーションのスキルは鍛えることが出来ます。
ワークショップという実技や演習を伴った手法も有効ですね。


部下を楽しく発散させ、目的に向かって収束させる。
その仕掛けをつくり実行することが、リーダーの仕事の一つです。

ではまた~


★今日の一枚:ムラサキクンシラン
 カメラ:オリンパス μ tough 6020
2010_0702_ムラサキクンシラン.jpg


●やっぱり、読み返したくなる…

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たいせい

ご来訪 & nice & コメントありがとうございます

ありがとうございます。

地名は面白いですね。 古い町の名前を簡単に変えてしまうことが一時多かったですが、地名には必ず歴史と謂われがあるので大切にしたいですね。 

結構地元の地名も調べると面白いですね。
by たいせい (2010-07-02 23:27) 

えがみ

社員同士で仲良くなれば仕事の効率も上がりますね。
相手を嫌うことは簡単ですが、仲良くする方が得だと理解出来れば良いのですね。
by えがみ (2010-07-06 00:10) 

グッドバランス

>たいせい様
 こちらこそいつもありがとうございます。


>えがみ様
 いつもありがとうございます。
 仰せの通りで、嫌いをそのままにするのではなく、
 突き詰めれば何か見えてくるかもしれません。
 やっぱり“好き”が良いですよね~(^o^)

by グッドバランス (2010-07-06 22:35) 

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