SSブログ

◆なぜ挨拶は必要か(第67話) 場の確保(人が本音をしゃべるのは?) [育児 子育て]

はじめに・・・
みなさま ありがとうございます。
最近、本ブログへのアクセス数が急増しているので、びっくりどっきりです。
この場をお借りしてお礼申しあげます。
改めまして、今後とも気を引き締め、頑張ります。



今回は少し視点を変えてみます。

コーチング、カウンセリング、アサーティブ、NLP、ファシリテーションなどなど、いっしょくたにして申し訳ないのですが、一連のコミュニケーションに関する重要な技法や考え方は、実にたくさんあります。
比較的、長く“流行っている”のはコーチングでしょうか。

それはともかく。
共通して、見落とされがちな、というか、あまり認識されない点があります。

それは・・・“場の確保”です。

自分が話す、反対に、聞く、といったやりとり自体の技法を深めることも重要ですが、それらを行う“場”を確保することがまずは第一段階だと思います。
特に、カウンセリングや臨床の分野の方は共感いただけると思います。

例えば。
上司が部下を説教する、または、褒める・・・
お母さんが子供を説教する、または、褒める・・・

大事なのは「どんなふうに」よりも、先に「いつ」「どこで」ですよね。
すぐにすべきか、時間をおいてやるべきか?
他人がいる中で行うべきか、別室で行うべきか?
それぞれの立ち位置(座る位置)も大切な要素です。

なぜならば、人がカタルシスを得るのは、次の3つが満たされる時だと、私は考えるからです。

1 自分の言葉で語る。

2 それを受け入れられる。

3 安全な場に居る。

1は、自分の内面が救われます。
2は、自分の外面が救われます。また、自分自身との対話でもいいでしょう。
3は、1や2が安全に実行される空間です。

特に、内容が苦しみや悩みの場合はより気を使うべきです。

“ここでしゃべっても大丈夫かな・・・”

“ここではちゃんと聞いてもらえるかな・・・”

“なんか、ここ、落ち着かないな・・・”

これらの疑問や不安が解消されない限り、人は“絶対に”本音をしゃべりません。

特に良くないのは・・・
悩みを聞く側の人、または、上位にいる人(先生、親、先輩、上司)が落ち着ける場を選んでしまいがちな時です。
自分の行きつけの呑み屋やレストランが、相手も落ち着けるとは限りません。

ましてや、相手には“望ましくない記憶”が残っている場合があります。
例えば・・・
職員室で先生の席の横に立たされながら、叱られた・・・
リビングでお母さんに説教されたときと同じ座席位置である・・・
上司の愚痴をいつもこの居酒屋の同じ席で聴かされている・・・
そんな時は、がらりと“場”を変えたほうが良いでしょう。

お互いに、大切な話をするときは“場”の確保に努めましょう。

“場”が確保できないときは、無理せず、次の機会を待っても良いと思います。

それほどに“場”は大切なのです。

続きます~


この本は本当に役立ちます。
私も辞書代わりに使っています。

企業内人材育成入門

企業内人材育成入門

  • 作者: 中原 淳
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2006/10/20
  • メディア: 単行本



nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 2

えがみ

So-net Blogの良い所はGoogle検索の上位になり易いところですよね。
so-net自体が大手ですから。

検索キーワードに上位にある単語を、記事中に使ったのかも…?
by えがみ (2010-05-31 00:06) 

グッドバランス

>えがみ様
いつもありがとうございます。
もっと多くの人に共感いただけるよう、かつ、自身の主張はぶれぬように努めてまいりたいと思います。
by グッドバランス (2010-05-31 18:30) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。