◆なぜ挨拶は必要か(第66話) コミュニケーション不足? [人材育成]
毎度のように、企業や団体の人事担当の方々と話題に出るのが、
“コミュニケーションが不足してましてね・・・”
“コミュニケーション研修をやってるんですが・・・”
経営や教育におけるコミュニケーション(communication)の定義は様々です。
ただ、共通しているのは原義で、“通信”“伝達”です。
漠然と思われている、“話すことで、人と打ち解ける”なんて意味はありません。
接頭語comはcon、coと同じで、“いっしょ”“同じに”の意味があります。
強いて人間の活動に当てはめれば“一緒の思いに向けてのやりとり”とでもなるでしょうか。
これが不足しているとなると、問題です。
というのは、最終的な打ち解けを期待するなら、それは違う単語があります。
Sympathy 同情、思いやり、共感、交感
こちらのほうが合うような気がします。
私の好きなsymmetry 対称、調和、つり合い、均整 も同じ接頭語“sym”です。
http://goodbalance.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10
“syn”なら、写真好きの方なら、シンクロ同調接点(synchronize)
を思い出される方も多いと存じます。
Communicationはあくまで“過程”“やりとり”“プロセス”です。
不足して良いものではありません。
せっせと、コミュニケーションしましょう!
Matchbox MB-22 Freeman inter-city commuter
※commuter 通勤者。行ったり来たりする人の意味ですね。
ちなみにcommuter marriage 別居結婚。
ではまた~
言葉は深いですね。
ただ世間で使われているcommunicationは、sympathyの意味も含んで使われている気がします。
by えがみ (2010-05-21 20:32)
>えがみ様
ありがとうございます。
仕事柄、企業や団体の人事関係の人と会うことが多いのですが、“専門”の人たちでも、とらえ方の違いがあります。
by グッドバランス (2010-05-23 12:22)