◆私の愛するカメラ(第17話) こいつさえあれば、何とかなるわい! [カメラ 写真]
ライカを知る以前、
私はニコン一辺倒でした。
その理由は、
父がニコンFの
ユーザーであることと、
Fのカッコ良さが
私の写真機の原体験と
なっているからでした。
私の愛機遍歴は、
おいおい紹介させて
いただければと存じますが、
初めての一眼レフは
ニコンF-301でした。
ニコンは、
値引きもしない
強気な時代でした。
当時の私には、
現役旗艦機であった
F3よりも
F2が頂点でした。
今回は取り上げるのは・・・
ニコンF2(1971)
F2といえば、まずは、
ニコンF2フォトミック。
F2はFと同じく、
ファインダー部を
交換することで
長寿命化を図りました。
友人のワタルくんと
神戸や元町の中古カメラ
を物色しながら
散歩したのが
楽しい思い出です。
ある時、
中古カメラを並べたショーウインドウを
覗き込んでいる記者らしき人の肩に
誇らしげにかかっている
モードラ付きのF2を見ました。
モータードライブMD-2は
私の憧れでした。
そのシーンは
永遠に私の網膜に
焼きつけられました。
ニコンは光学兵器だ
と比喩した人が
いるとかいないとか。
でも、
F2を見れば納得します。
何があっても
F2さえあれば
何とかなるんじゃないか。
こんな不思議な
自信があります。
もうひとつの
F2の“顔”は
アイレベルファインダーです。
ペンタ部の曲線は
たまりません。
大好きです~
ニコンは
カメラデザインにおける
「余裕」がF2で
出てきた感じがします。
F2は機能とデザインの
バランスが見事だと思います。
唯一の嫌いな点は、
Fと比べてかん高い
シャッター音です。
ライカM5とともに
終生使いたいカメラです。
◆今日の一冊◆
シリーズ1/1000SEC
著者 新谷かおる氏
学生時代のバイブルでした。
復刻されていたんですね。
嬉しいです!
この中に登場する
ニコンの描写で、
ますます私の
ニコン信仰は
深まるのでした。
また、当時は、
コンタックスはもちろん、
ライカなど全く
眼中に無かったことも
白状します(笑)
シリーズ1/1000sec. (MF文庫―新谷かおるマグナムロマンシリーズ (8-19))
- 作者: 新谷 かおる
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
シリーズ1/1000sec.〈1〉 (1981年) (サンコミックス)
- 作者: 新谷 かおる
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1981/05
- メディア: -
シリーズ1/1000sec.〈2〉 (1981年) (サンコミックス)
- 作者: 新谷 かおる
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1981/06
- メディア: -
こんばんは。
相変わらず中古カメラ店を見かけると、覗かずにはいられません。
かつて憧れのフラッグシップFシリーズが、段々身近になっているのでは、との期待で。
しかし、写真のデジタル化が進むにつれ、希少価値なのか高値安定中です・・・。当分の間、かつて愛機F4とFM2を大事に持つつもりです。
by suze(mon) (2009-12-30 23:33)
その気持ちよく分かります。
私も最初はNikon一神教でした。
ニコン以外にカメラが存在する理由が分かりませんでした。
民生機を作っていた会社よりも、軍事兵器を作っていた会社の製品の方が泊が付きますしね。
F2の質実剛健さもその名残りでしょうか。
by えがみ (2009-12-31 02:34)
>SUZE(mon)さま
コメントありがとうございます!
ご友人の形見のFM2ですよね。
カメラにはその思い出が付随しています。
しし座流星群を一緒に撮りに行ったのを思い出しました。
私は中古カメラからはあえて目をそらしています。
もはやフィルムを通すことは少ないであろうカメラたちを
眺めるのはつらいものがあります、ホント。
机上で撫でまわすだけの玩具にはしたくないのです。
>えがみさま
Nikon一神教の表現、面白い!
ぜひ、使わせていただきたいのですが、
よろしいでしょうか。
F2の質実剛健さは、貴殿にお教えいただいた
「D3Sが市販仕様のままNASAに納入された話」
につながってきますね。
by グッドバランス (2009-12-31 10:30)
どうぞどうぞ、お使い下さい。
採用実績といいユーザーからの信頼とい、もうどこもNikonには勝てないですね。
by えがみ (2010-01-01 03:47)