◆私の愛するカメラ(第16話) 史上最高の日本製カメラ [カメラ 写真]
カメラファンの皆様!
あなたにとって
最高のカメラは何ですか?
それは有名なカメラですか?
有名でなくても、
個人的に思い出深い
カメラもあるでしょう。
お一人お一人の
最高のカメラと、
それにまつわる
思い出話で、
一杯やりたいですね~
さて、
今回取り上げるのは・・・
多くの先達が
書かれていますが、
それはニコンの最高峰。
そして、自ずから
日本製距離計連動式カメラの
最高峰とされています。
ニコンSP
(1957年製)
しかし、
果たして本当に
そうでしょうか。
主観で恐縮ですが、
ライカと比べると、
距離計の合わせづらさ、
見にくさは誠に不便です。
なぜ、
これを以って、
SPの高い評価に
つながっているのかが
疑問です。
ファインダーの見易さ、
ピントの合わせやすさは、
この形式のカメラにおける
一番のポイントです。
この点については、
はっきり申しあげて、
SPはライカの足元にも
及びません。
カメラ自体の堅牢さも
重要ではありますが、
肝心のピント合わせが
こんなにやりづらいようでは、
とてもとてもです。
今世紀初頭に
SPの復刻版が
発売されました。
その制作にあたっては
距離計などの部品を
図面に落とすことや、
実際の製造工程でかなり
苦労があったとそうです。
とても興味深かったのですが、
70万円という価格には手が出ないのと、
完全にコピーされた復刻ではなく、
細部にはいろいろ違いがあるとの
各種雑誌のレポートを読み、
購入を見合わせました。
もちろん理由は、
前者が大幅に
占めてはおりますが・・・
私がSPを知ったのは、
学生時代です。
実物ではなく
雑誌で知りました。
カメラレビュー誌でした。
ニコンのロゴが
変なところについています。
ロゴを入れるところは
そこしかありません、
という凝縮さ、精密さを
感じました。
また、当時は、
距離計という機能を
知りませんでした。
レンズマウント部を
なぞるように展開されている
距離計部分のデザインに
全くしびれてしまいました。
かっこいい!
と心から思いました。
それがニコンFの原型と
なった機種であることは、
カメラレビュー誌等を
じっくり読んで
分かってきました。
カメラと言えば
三角屋根。
父のニコンFが原体験である
私のカメラに対するイメージです。
そのペンタプリズムの出っ張りの
無い距離計連動式カメラへの
興味ががぜん湧いてくるのです。
ゲスト出演は・・・
tomica 117 三菱i
tomica LV43 三菱デボネア
ではまた~
もしかして、カタログスペックへの執着の原点でしょうか。
ファインダー切替枠の種類等はライカをしのぎます。
第一、SPの評価者が多過ぎやしませんか。
使わずスペックだけで判断、他記事を鵜呑みにといったところですね。
by えがみ (2009-12-22 00:19)
>えがみさま
まさに同感です。
>使わずスペックだけで判断、
>他記事を鵜呑みにといったところですね。
まさにまさに。
私が取り上げているのは、
私が自分で使った機種なのです。
S型ニコンの距離計の合わせづらさは、
使った人間、そしてライカと比せば明白です。
SPと対称的なFの長寿命。
それが事実ですよね。
さらには、
ニコンだ、キヤノンだと騒いでいる人が、
ライカに対しては「国産カメラ」と一括する
風見鶏記事には本当に辟易します。
by グッドバランス (2009-12-22 11:40)