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◆今日のあっくん(第9話) 放生会へ“帰った”よ! [育児 子育て]




福岡の秋の名物。


それは放生会です。


毎年9月12日~18日に
開催されます。

Wikipediaに寄れば、
放生会(ほうじょうえ)とは、
捕獲した魚や鳥獣を野に放し、
殺生を戒める宗教儀式である。
とあります。

全国各地で
催されています。


福岡では
“ほうじょうや”
と呼んでいます。


一般には、
娯楽、行楽の意味あいが
強いと思います。


心の中で、
動物達の冥福を祈りましょう。


さて、
あっくんに
お祭りの楽しさを
味あわせてあげたく思い、
開催される筥崎宮(はこざきぐう)へ
“帰らせる”ことにしました。


電車好きなあっくん。


“お祭りに行く?”

と聞いても、

“?”

しか反応はありません。


そこで、

“地下鉄に乗ろうか!” 

と誘うと、

“ちかてつ? やったぁ!”

とまるで漫画のように
飛び跳ねます。 


うーん、かわいい!


わたしは、
こういう“祭り”は
永続してほしいと思います。


オリンピックも
開催してほしいと
思います。


人生、
ワクワク、
ドキドキ、
が無くて何の
意味がありましょう。


全国各地の
花火大会の
相次ぐ中止は
本当に残念です。


企業のスポーツクラブの
廃止は本当に残念です。


右肩上がり、
バブルなど
さんざん甘い蜜を
吸った挙句、

それが極端に、
不況だ、環境だと
正反対の思考に偏るのは
ナンセンスだと思います。


私自身は
就職活動を
バブル期の
最後に行いました。


内定は出まくり、
粗品、交通費の
支給は当たり前、
人事担当者から
「絶対、ウチに来てくれますよね」
と毎日のように電話。


就職氷河期の方には
信じられない話だと
思います。


私は、
個人のワクワクも大切ですが、
それ以上に、
その世代共通の
ワクワクドキドキ体験も、
人生における重要な要素だ
と思っています。


それが、
戦争や不況という
体験だったらどうでしょう。


戦後、
と言われ続けて
もう60年以上経つ
にも関わらず、

未だに体験者の方々の心に
暗い影を落としているのは
ご存じのとおりです。


私たちの世代なら、
王選手の756号本塁打の瞬間、
サッカーのJリーグの発足、
WBCでの日本優勝、
イチロー選手の活躍
などなど、
日本列島全体が、
うわぁ、やったぁ、すごいなぁ、と
揺れた体験、思い出を
共有しています。


自分がくじけそうになったとき、
踏んばるリソースにもなります。


私は父親として、
あっくんにも
そんな思い出に溢れた人生を
歩んで欲しいと思います。


放生会は
本来の宗教儀式はともかく
(すみませんが)、
近代日本の“屋台”文化の集積です。


無形文化財にしても
良いんじゃないかと思います。


700件くらいの
屋台が集まる様は壮観です。


見世物小屋、お化け屋敷など、
いろいろ突っ込みどころは
あるでしょうが、
これを見るなら今のうちと、
ふと思ってしまうのが悲しいです。


本ブログの
もう一本の柱である
“人材育成(なぜ挨拶は必要か)”記事では、
習慣を変えることの難しさ
(例えば禁煙とか)を解説していますが、
実は、これは個人に限ったことです。


文化や文明は、
その人がいなくなれば、
あっと言う間に崩壊、
消滅します。


伝統の脆さは、
それが無くなって、
もう復活できないと分かって
初めて悔やむものです。


おばあちゃんの知恵、
というのもそうですよね。


核家族化のために、
そういう“小技”は
ほとんど消滅しました。


かえって、
テレビ番組などで
もてはやされる始末です。


閑話休題。


放生会へは、
福岡市営地下鉄の
箱崎宮前という駅が
最寄になります。


電車の中でも
ご機嫌!

IMG_0215.JPG

ところが、
夜は人通りが多いだろうと思って、
それを避け、
昼間に行ったのが大誤算。


暑い!


暑い!


暑い!


頭が焼けそうです。


肩にかけたデジカメが・・・熱い!


眼がうつろなあっくん、やばい・・・


と、そこへ・・・


(続く)


◆ 今日の一冊 ◆

エンソくん きしゃにのる 

スズキコージ作


私は著者スズキコージ氏の
作風が大好きです。

お気に入りの絵本も
何冊かあります。

自由気ままに、のびのびと、
という形容がぴったりです。

この絵の中に入っていきたいなぁと
思わせる魅力に満ちています。

エンソくん きしゃにのる(こどものとも絵本)

エンソくん きしゃにのる(こどものとも絵本)

  • 作者: スズキ コージ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1990/09/15
  • メディア: 大型本



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コメント 2

神戸人けんちゃん

懐かしいなあ。

何年か前に行ったよ。

でも放生会やのに焼き鳥の屋台はいかがなものか。(^^ゞ

でもブタバラ美味しかったけど。 
by 神戸人けんちゃん (2009-09-26 07:23) 

グッドバランス

神戸人けんちゃんさん

コメントありがとう!

放生会は相変わらず健在でしたよ。

でも、確かに、殺生を弔う儀式なのに、
焼き鳥、たこ焼き、イカ焼きって、
すごいシュールだね!

落語で、キャベツ畑で寝ていたブタさんが見た夢は
「トンカツとやらに揚げられて・・・」というのがあったよ!
by グッドバランス (2009-09-26 09:21) 

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